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【危機管理】電車に閉じ込められた時に出来ること/したいこと

2024年2月12日

電車の事故や雪の影響で電車が止まることがあります。

その時、何時間も電車内に閉じ込められることがあります。

どんなことをして過ごすのか?

そんな時のために何が必要なのか?

まとめてみました。

 

 

電車はどんな時に止まる?

電車が止まるときを考えてみます。

2018年1月新潟

2018年1月11日午後7時頃は、新潟県三条市のJR信越線の一部区間で普通電車止まりました。

線路上に積もった雪が原因です。

乗客は430人ほどで、電車内で一夜を明かしたそうです。

つまり、電車が動き始めるまで、約15時間半後電車内にいたと言うことになります。

雪で電車が止まる

 

2018年1月東京

2018年1月22日18時55分、自動運転の「ゆりかもめ」が雪の影響で、一時、立往生しました。

運転手が乗り込み、午後6時15分ごろに、台場駅に停車、乗客数十人を降ろしたとのことです。

 

2017年11月東京

2017年11月15日午前も東急田園都市線で架線障害が発生し、渋谷―二子玉川間で約4時間半、上下線の運行が止まった。

 

2018年6月18大阪

2018年6月18日朝8時ごろ震度6弱の地震で電車が止まりました。2時間電車に閉じ込められ、線路を歩き駅に向かうことになりました。

 

電車が止まる理由

電車が止まる理由は大きく分けて3つあるようです。

設備の老朽化

2017年10月に埼玉県で発生した大規模な停電トラブル。

1,900人の乗客が一時車内に閉じ込められ、平常運転に戻るまで丸2日を要しました。

 

ケーブルの途中には、絶縁体である「ガイシ」が使われています。

電気トラブルの原因ガイシ

設置されたのは昭和55年。

設置から37年交換されておらず、老朽化してきていました。

 

保守現場の技能の低下

技術的、技能的に一番脂がのっているのは40代の社員と言われています。

JR東日本では社員の4分1が55歳以上、40代の社員が極端に少なくなっています。

国鉄からの民営化で、採用が極端に少なかった時期なのです。

 

他の仕事でも同じことが言えますが、電車にも・・・

教える人がいないと、学ぶ機会を失って、技術も、技能も伸びにくいのです。

 

設備・路線の複雑化

例えば、渋谷と二子玉川の間の地下8キロあまりの区間に敷設されたケーブルの総延長は1万キロ以上。

万が一トラブルが起きた時に、どこが原因なのか分かるまでに時間がかかるのです。

 

また、技術の向上で、アナログ回路だったものがデジタル回路になったり、してブラックボックス化が進んでいます。

アナログ回路がデジタル回路に

今までは、部品交換で良かったものが、基板ごとのアッシー交換になり、交換作業自体は簡単になったのですが、部品がそろいにくくなりました。

 

なぜ、外に出られない?

電車が雪などのトラブルで止まった時に、何時間も降りられないと言うようなことがニュースになります。

別にドアを開けて降りたらいいじゃない、と思いませんか?

降りたらダメな理由はいくつかあるんです。

 

簡単に降りられない

電車の車両は、ホームで乗り降りすることを想定しているので、地面から乗り降り口までの高さが1.5mくらいあります。

車両は降りられない

簡単には乗り降りできるようになっていないのです。

 

20代、30代の男性ならば飛び降りることもできそうですが、子供となると自分の身長くらいの高さから飛び降りることになります。

年配者がそんな高い位置から飛び降りることはイメージできにくいですし、ケガをした場合は電車会社の責任になります。

みんなが同じ条件で降りることができないとドアは開けてくれないのです。

 

安全

仮に車両から線路に降りたとします。

電気系のトラブルの場合は、反対側の電車は走っていることもあります。

乗客がこの電車にはねられることもあり得ます。

 

また、線路は元々一般人が歩くようには作られていないので、砂利が引いてあったり、線路があったり、歩きにくくなっています。

転んだりしてケガをする可能性もあります。

線路は危険がいっぱい

 

降ろした後

仮に電車を下したとしても、電車会社としてはそこで解散にはできません。

最寄りの駅や宿泊施設まで乗客を安全に送り届ける必要があります。

 

電車内にどれくらいの人が乗っているかにもよりますが、そんなに大量の人数を駅まで運んだり、宿泊施設を見つけたりするのは大変です。

コストも手間もかかり、ほとんどの場合実現しません。

 

車内の様子はどうなのか

何時間も電車内にいると言うのはどんな状況なのでしょう。

電車内の様子

基本的に電車が止まるまでと同じ姿勢で待ち続けることになります。

余裕があれば、シートや床に座ったりできるでしょう。

それでも、満員に近い場合はそのままです。

 

立っている人が上の様に15時間も電車内に閉じ込められた場合、どうなのか・・・

当然大変です(汗

座っている人が、立っている人と時々交代するなどして乗り切ったそうです。

実に日本人的。

誇らしい感じがします^^

 

いつまで待てばいいか分からない

電車の事故などの場合、いつまで待てばいいのか分からないことがほとんどです。

「10分待ってください」と言われれば、人は心構えができます。

ところが、病院の待合室なども同じですが、事故の場合は、いつまで待てばいいのか分からない。

 

案内があるくらいの時は、軽度のトラブルです。

いつまで待てばいいのか分からないのは非常に大きなストレスなのです。

 

温度

電気トラブルなどの時は当たり前ですが、エアコンが止まります。

暑い、寒い、色々あるでしょうがコントロールできなくなります。

 

人が狭い空間に閉じ込められるので多くの場合、暑くなります。

せいぜい出来て窓を開けるくらい。

それでも具合が悪くなる人も出てきます。

 

トイレ

あまりニュースなどでも話題になりませんが、人間当然尿意や便意がわきます。

町中の電車の場合、1時間以上閉じ込めた状態が続いたら、線路に降ろして、最寄りの駅まで誘導してくれるケースもあるようです。

 

しかし、何時間も雪で立ち往生するような場合は、そうもいきません。

長距離走る電車の場合は、トイレが設置されている物もあります。

ところが、これも全然足りなくなってきます。

 

トイレが設置されていない車両で立ち往生した場合などは、ブルーシートで区切った場所を作り、そこに「トイレ」が準備されることがあるようです。

トイレと言っても便器も何もない、ただブルーシートで区切っただけみたいです。

ブルーシートで区切ってトイレ

これは、「小」に限ってです。

 

「大」については、外に出してもらうしか・・・

車内の非常ボタンを押して外に出て・・・になると思います。

簡易トイレなども存在していますが、電車には乗っていないでしょうし、持ち歩いている人がどれだけいるか・・・

 

基本的に「我慢」みたいです。

 

食事

車両に閉じ込められている間、食事などは準備されません。

非常用として水はペットボトルで配布されることがあるみたいです。

 

お腹がすいてお腹がすいて電車に乗った時、止まってしまったら、残念だとしか言いようがありません。

基本「我慢」です。

 

日ごろからチョコレートでもカバンに入れておくといいかもです。

 

 

時間の過ごし方

お腹もすいて、トイレも行きたくて、暑い/寒いなど温度も自分に合わない・・・

そんな中、いつまで待てばいいのか分からない。

かなりのストレス状態です。

 

ここで、怒らず、出来るだけ気を紛らわせるには、ゲームやSNSがいいでしょう。

動画を見るのも有効です。

[icon image="arrow2-r"] Amazonプライム

 

通販で送料が無料になるだけでなく、動画が見放題になるのは契約前では知ることが出来ない満足度です。

 

これらは、身体を大きく動かしませんし、周囲への迷惑も限られます。

意識がゲームに集中することで便意や空腹も少し我慢しやすくなるかもしれません。

 

そんな時、絶対に確保しておかなければならないのが「電源」と「データ量」です。

通常の時ではないので、普段は準備していないかも。

 

電源

携帯の電源と言えば、ポータブルバッテリーが良いでしょう。

最近のスマホは3000mAhくらいの容量があるものが多いので、10000mAhくらいのものがあれば2回から3回くらいはフル充電するだけの容量があります。

 

最近では10000mAhくらいでも2,000円以下だし、重さも軽くなってきましたので、日常的に持ち歩いておくことで非常時に備えることができます。

ケーブルもお忘れなく。

ケーブル内蔵タイプもあるので、お勧めです。

 

データ量

これが意外と盲点です。

キャリアの割と安いプランに設定していると、1か月に使えるデータ量は2GBくらいです。

家ではwifiがあるので、このデータ量が使われることはありません。

職場でもwifiがつなげるかもしれないので、通勤、通学だけだと2GBで収まっていたとします。

 

でも、緊急時はこのデータ量をすぐに使い切ってしまいます。

youtubeなどの動画を見ていたら、1時間くらい見ていたらもう容量が無くなってしまうかも。

そうなると、200kbpsくらいまで通信速度が下げれれてしまいます。

 

ソフトバンクの場合、下りは最大187.5Mbpsです。

単位を「k(キロ)」に合わせたら、187,500kbpsなのですが、これが200kbpsになってしまうのです!

約1/1000!

徒歩と新幹線くらい速度が違います。

 

動画どころか、サイトを開くこともままなりません(汗

200kbpsではAmazon動画も見れないです(涙

 

そんな時、安くていいのが「楽天モバイル」です。

[icon image="arrow2-r"] 楽天モバイル スーパーホーダイ

 

意外にも、大手キャリアよりも全然便利です。

楽天モバイルのスーパー放題ならば、ギガを使い切っても1Mbpsです。

 

キロで表示すると、1,000kbpsです。

楽天モバイルは、LTEエリアで最大500.0Mbpsです。

500,000kbpsです。

速い!

 

確かに、1/500になりますが、先のソフトバンクの最大と比べると、1/187。

ちなみに、1Mbpsあればサイトは問題なく開きますし、動画も見れます。

Amazon動画だって見れるのです。

 

しかも、それが遅い状態。

退屈な時間を何とかできそうです。

 

トラブルには会わないのが一番ですが、電車に乗らないわけにはいかないでしょう。

仰々しいい対策は別として、日常的に出来るリスク回避をしておきましょう。

 

最後に

2018年の6月18日にはこちらのページをたくさん読んでいただいたようです。

電車に閉じ込められてしまった場合は、事前準備がない場合、基本的に我慢となってしまうようです。

どんなことが大変なのかは、このページでご理解いただき、できるだけ周囲の方と助け合って待つようにされてください。

 

一番怖いのは「パニック」です。

こちらのページを読まれた場合は、パニックはないと思います。

「恐怖」を乗り越える一つの方法は「情報」です。

スマホやタブレットなどでニュースなどをご覧になり、どうすればいいか情報取りされてください。

 

当ページは色々な情報をお知らせしていますので、1ページずつご覧いただき、暇つぶしのお役に立てれば幸いです。

電車を降りる時や、移動の時などにけがをしてしまう二次被害にも注意されながら冷静に対応されてください。