【豆腐の違い】普通の豆腐と充填豆腐はどちらがおいしいか
スーパーで豆腐を見ると、色々な豆腐があることに気付きます。
容器内に水の入った、従来からの豆腐と、全く水が入っていない充填豆腐があります。
どう違うのか調べてみました。
普通の豆腐
特に呼び名がないので、「普通の豆腐」と呼びます。
原料は大豆です。
大豆から大豆を水に浸してすりつぶして、水を加えて煮つめた汁を漉した飲み物です。
それ単体でも飲み物ですが、ここににがりを入れると豆腐になります。
大きな水槽に大きな豆腐を泳がせたような状態になります。
これをカットして、容器に入れ、包装したものがスーパーや豆腐店などで売られている普通の豆腐です。
昔からの作り方で、お店の数だけ味があります。
みんな一緒と思ったら大間違いです。
豆乳を固める方法として、昔らからの方法は「にがり」です。
にがりって総称です。
- 塩化マグネシウム
- 塩化マグネシウム含有物
- 粗製海水塩化マグネシウム
などの名称があります。
原材料名のところを見るとこのように書かれています。
「塩化マグネシウム」と書かれている物は美味しいものがおいしいです。
お勧めです。
一方で凝固剤としては、「GDL(グルコノデルタラクトン)」と言うものがあります。
はちみつ酸ともいわれていて、天然素材と言われています。
豆腐だけではなく、チーズなどを固めるときにも使われています。
でも、GDLが使われている豆腐っておいしくないものが多いです。
それは、「ビジネス」に関係しています。
豆腐のおいしさの秘密
豆腐のおいしさの秘密は、やっぱり原材料にあります。
豆腐の原材料は大豆、豆乳です。
昔ながらの豆腐って、1俵の大豆(60kg)から400丁未満くらいしか作られませんでした。
300丁くらいのところもあったくらいです。
ところが、戦後物が不足しているときは添加物などを使って同じ原材料でたくさんの豆腐ができるようになりました。
同じく1俵(60kg)から700丁作れるようになったのです。
豆乳が薄くても豆腐ができる分、味が薄いと言うか、おいしさが足りないです。
にがりって、海水から作られるので、塩分が含まれます。
にがりで作った豆腐って少し塩分があって、おいしいのもあります。
GDLで固める豆腐って、GDLが安価だから使っていることがほとんどです。
豆乳も薄くて、にがりの味もなく・・・そりゃあ味が落ちますよね。
にがりを使っている物は、豆乳も濃くて、適度な塩分のにがり・・・そりゃあ美味しいです。
普通の豆腐と充填豆腐の違い
普通の豆腐は昔ながらの方法で作ることをお知らせしました。
充填豆腐ってこんなやつです。
容器内に水はありません。
それと、言うのも製造過程で先に容器に豆乳と凝固剤を入れます。
その後、加熱して、冷却して出来上がりです。
普通の豆腐に比べて充填豆腐は作る手数が少ないです。
その分、安くなります。
原価が低いので、売値も安くなっています。
ひと口に豆腐と言っても、「普通の豆腐」と「充填豆腐」は違うのです。
ただ、普通の豆腐は充填豆腐に比べ人気が高いです。
昔からあるので「豆腐とはこんなもの」と言うイメージが強いようです。
実際普通の豆腐の方が売れると言います。
ただ、充填豆腐の方が衛生的なので、賞味期限的にも日持ちします。
[icon image="arrow2-r"] 豆腐の賞味期限・消費期限について
実力があるからと言って、新参者がすぐに受け入れられるとは限らないのは人間も同じです。
シンプルな料理ですが、豆腐は奥が深そうです。
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