【ケーキ屋の裏話】12月のケーキは買うな!ケーキがマズイ3つの理由
12月のクリスマスには、誰でもケーキを買うと思います。
12月24日にまとめて作ることなど不可能です。
ケーキ屋さんは、ケーキの作り置きをしています。
では、いつごろから作り置きしているのか!?
ケーキ屋さんからの情報を元に裏事情お知らせします。
クリスマスケーキの準備で忙しい
クリスマスのある12月は、どこのケーキ屋さんも忙しいです。
多くのケーキ屋さんが、11月中旬~12月になったら既にケーキ作りに入っています。
大手メーカーだと、9月~10月にはケーキ作りに入るのだとか。
クリスマスケーキを作りつつも、いつものお誕生日ケーキなども作る。
どうしても「片手間」になりがちです。
ついでに作ったものが、最高においしいわけはないのです。
冷凍技術が発達した
ケーキの作り置きは、スポンジケーキにクリームを塗るところまでで冷凍保存されます。
昔は、生クリームも、チョコクリームも、バタークリームも冷凍できませんでした。
最近では、どれでも冷凍できます。
泡たてて、もう塗るだけの状態でも冷凍保存できます。
イチゴは色々大変
フルーツだって冷凍できます。
ところが、フルーツは生地の中に挟み込まれた薄切りのいちごなどの場合はOKだけど、上にデコレーションするものは、解凍後は味も食感も落ちます。
元々ケーキ屋さんに納品された時点で、一度冷凍されていたものの可能性もあるのです。
フルーツは冷凍できないので、出荷前にトッピングしていきます。
1個そのまま乗せていくのならばいいのですが、スライスしてきれいに敷き詰めるようなデコレーションの場合は、同じ作業がいつまでも続いて地獄なのだそうです。
元々高いイチゴは、クリスマスシーズンになると更に価格が高くなります。
高いイチゴを大量仕入れするので、毎年数がそろうかどうか不安が残る食材なのです。
ケーキ屋さんはブッシュドノエルを勧めたい
イチゴを乗せる作業は大変です。
そこで、最近メジャーになってきた「ブッシュドノエル」です。
クリームだけなので、最後の仕上げがありません。
ケーキ屋さんとしては、ブッシュドノエルをたくさん買ってほしいのです。
ブッシュドノエルがおいしいお店は良いケーキ屋さん
ブッシュドノエルは「バタークリーム」を使っています。
これは、ケーキ屋さんで作るので、ケーキ屋さんの腕が試されるケーキでもあります。
生クリームも、チョコクリームも、元は市販されています。
お店では、砂糖を加えるのと混ぜる作業を行うだけです。
一方、バタークリームはお店で一から作ることになります。
もちろん、バタークリーム自体も売られていますが、お店で作った方が絶対おいしいのです。
材料や手間を惜しんでバタークリームを作ったら、見た目は変わらないけれど、美味しくない。
ケーキ屋さんのこだわりが見えるのが、バタークリーム。
そのバタークリームをふんだんに使っている、ブッシュドノエルを食べればケーキ屋さんの良し悪しが分かると言います。
常温で置かれる時間が長い
いざクリスマスが近づくと、一斉にお客さんがケーキを引き取りに来ます。
1週間も前にケーキを受け取りに来る客はいないのです。
12月22日~25日に集中します。
ケーキを渡すだけでも大仕事なのです。
裏では、仕上げのイチゴを乗せる作業が続いています。
冷凍されていたケーキは、冷蔵庫で解凍されています。
そのケーキは、お客さんが取りに来るまでの間は、冷蔵庫に入れられているとは限りません。
そもそもそんなに大きな冷蔵庫はないのだから。
お客さんが受け取るまでの時間は、常温や暖房がきいた部屋に置かれたまま。
当然、味も食感も落ちると言うものです。
まとめ
12月のケーキ屋さんは、クリスマスケーキ作りで大忙し。
誕生日ケーキなどを注文しても、片手間に作るので味や盛り付けがいつもより落ちます。
ケーキ屋さんの腕を確かめるためにはブッシュドノエルを食べてみる。
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