よく読んで頂いている人気の記事はこちら

よく読んで頂いている記事をラインナップしました。

テレビの性能を決める液晶の種類TN・VA・IPS・ADS・X-WideAngleとは!?

「液晶テレビは暗い」と言われてきましたが、この弱点を克服する新しいパネルが次々開発されています。

パネル自体が発行する有機ELと比較してもほとんど違いが分からないものも存在します。

ここでは、テレビのパネルについてお知らせします。

スポンサーリンク

液晶の駆動方式には3種類ある

TFTと言う液晶には、液晶を動かす駆動方式が3種類あります。

TN方式、VN方式、IPS方式がそれです。

液晶の種類

分かりやすいですね。

 

方式が違うと視野角が変わる

視野角とは、画面を見る角度のこと。

20インチくらいの小さな画面の場合、1人で見ると思うので、真正面から見たらいいでしょう。

見やすい角度に動かして見たらいいので、視野角を気にする必要はないのです。

視野角を気にしなくていいテレビ

 

ところが、40インチ以上の大画面になると、複数の人が色々な角度で見るでしょう。

テレビの視野角

リビングに置いていると、子供さんは画面の真正面から、お父さんは横で作業をしながら、お母さんはキッチンから、など・・・

視野角が狭いと、一番角度が急な人(この例ではお母さん?)は画面が真っ暗に見えたり、色が抜けて白っぽくなったりしまうのです。

 

液晶を通すと色が変わる

問題の液晶ですが、プリズムの様に光を通すと色が変わります。

プリズムのイメージ

そんなプリズムみたいな仕組みを持ったものが並んでいるのが液晶と考えてください。

液晶のイメージ

この格子の1つ1つが、「ドット」とか「画素」とか言われているテレビの点の1つだと思ってください。

4Kだと「横3840×縦2160」並んでいて、横の3840≒4000と言うことで、1K(キロ)=1000ですので、4K(ケー)と呼んでいるわけです。

 

ちなみに、2Kは「横1920×縦1080」で、横1920≒20002K(キロ)なので、2K(ケー)と呼んでます。

余談ですが、1ドットは本当に小さいので、1ドットくらい壊れても人間の目には分かりません。

数ドットまとめて壊れると、その点だけ光らないので、「ドット抜け」と肉眼でも認識できるものになるのです。

 

液晶の仕組み

TFT、TN、VA、IPS、ADSなどアルファベットが並ぶと、それだけで読み飛ばしてしまいます。

出来るだけ簡単に説明したいと思いますので、まずは、簡単に液晶の仕組みからお知らせします。

 

液晶は全てTFTと思ってOKです。

TFT・・・「Thin Film Transistor」(薄膜切り替え機)

 

光って普通色んな方向に向かいます。

光のイメージ

 

「偏光板」を使うと、決まった方向の光になります。

偏光板のイメージ

これにより、「回り込み」と呼ばれる勝手な方向には光が行かなくなります。

まあ、そんなことが出来るくらいに思ってください。

 

 

さて、液晶を通す光も準備できたし、偏光板を通した後に、液晶に光を通します。

この時、液晶の分子を動かす方式が3種類あるのでしたね。

それぞれについてお知らせして、強いところと弱いところをまとめます。


TN駆動方式

円柱状の物が液晶の分子のイメージです。(分かりやすいように)

左から光が出て、右に到達するかを説明しています。

TN方式は、液晶の分子構造がねじれて配置されています。

TN方式のイメージ

液晶がOFFの時は、光は通らないので黒となります。

画面の元々の色である黒。

 

液晶がONの時は、光が通るので、白となります。

スポンサーリンク


光は強くなるほど白くなります。

 

TN方式のメリット

仕組みが簡単なので作るのに安い(テレビの価格も安くなる)

仕組みが簡単なので、電気代も安い(電気代が安い)

白→黒の色の応答速度が速い

 

TN方式のデメリット

斜めから見ると、明るさが変わる(斜めから見ると暗くなる)

色重視の物には向いていない(斜めから見ると色が薄い)

黒→白の色の応答速度が遅い

白と黒の中間はもっと遅い

 

大画面だと、キッチンなど斜めらか見ることもあるでしょうから、画面が真っ黒になります。

2021年7月時点で、大画面のテレビにこの方式が使われているものはありませんでした。

⇒ 2021年7月の各社テレビ一覧


VA駆動方式

VA方式は、液晶の分子がきれいに並んでいます。

それ以外は、基本的にTN方式と同じなので、メリットもデメリットも引き継いでいます。

視野角がせいぜい上下160度左右170度程度。

VA方式のイメージ

OFFの時は、ほぼ光を通さないので、真っ黒にできます。

画面で考えると、黒は黒くなりやすいので、コントランスと比が稼げます。

場所によって、分子構造の並びを変えることで色が白くなるのを抑える方法が存在します。

 

VA方式のメリット

仕組みが簡単なので作るのに安い(テレビの価格も安くなる)

仕組みが簡単なので、電気代も安い(電気代が安い)

黒は締まった真っ黒になる(コントラスト比が大きくできる)

白→黒の色の応答速度が速い

 

VA方式のデメリット

斜めから見ると、明るさが変わる(斜めから見ると暗くなる)

色重視の物には向いていない(斜めから見ると色が薄い)

黒→白の色の応答速度が遅い

白と黒の中間はもっと遅い


IPS駆動方式

IPS駆動方式も液晶の分子がきれいに並んでいます。

しかし、光が進む方向に対して横向きに分子が動くので、光の進行方向に対しては傾きがありません。

これにより、見る方向によって色が変わると言うことがありません。

斜めから見ても「色抜け」と呼ばれる画面が白くなる現象がありません。

IPSのイメージ

白→黒、黒→白の応答速度の差が少ないので、色や明るさの差があっても対応が早い。

バックライトの光を完全に遮断できるわけではないので、コントラスト比が稼げない。

そのため、場所によってLEDをON/OFFさせる技術と併用することで高コントラストを実現していることがある。

 

IPS方式のメリット

斜めから見ても画面が暗くならない

斜めから見ても色の変化がない

白→黒、黒→白の色の応答速度の差が少ない

 

IPS方式のデメリット

コストが高め(テレビ自体の価格が上がる)

黒が真っ黒ではない(LEDを消して真っ黒にしているメーカー有)

応答時間が遅い

 

医療や映像関係のプロが積極的に採用しています。

 

 

IPSは日本の技術だった

IPSは日立製作所が開発したのですが、日立はパネル部門を売却しています。

パネル部門のジャパンディスプレイが商標権を持っていたのだけれど、クロスライセンス契約を結んだことから、日立、LGディスプレイ(旧LGフィリップス)がロゴなどを使うことが出来る。

そのためIPSと書かれたパネルはLG製と考えていい。

 

各社は独自技術を加えて、派生パネルを開発しているので、以下のようなものもあり、基本的にIPSパネルの性能があると言っていい。

 

ADS・・・BOEテクノロジーグループ

AAS・・・群創光電

AHVA・・・台湾華語

SFT・・・Tianma Japan(NEC子会社)

PLS・・・サムスン

FFS・・・現代電子産業

 

IPSの派生技術

例えば、ハイセンスはメーカーの使用表でADSと表記しています。

⇒ メーカーの製品一覧

 

結局どれが良いの!?

液晶の種類と特徴が分かったところで、どの液晶が一番いいのか考えてみます。

結論として、「誰が使うか」「目的によって異なる」ということです。

 

一人で見る小さいテレビの場合

視野角が狭くて暗く見えるようなことがあっても、テレビの角度を変えたらOKなので、安い物が良いでしょう。

VA方式が良いと思います。

 

対戦型ゲームをする場合など速い動きに対応するのならば、IPSよりもVAの方が早いので適していると言えます。

やっぱり、VA方式が良いでしょう。

 

家族で見る大画面テレビの場合

家族で見る大画面の場合は、色々な角度から見ることを想定した方が良いでしょう。

視野角が広いIPS方式の方が適しています。

 

ただ、部屋が狭い場合は、VAでも視野角が左右方向で170度程度はあるので、全く問題ないこともあります。

黒が締まった黒になることを考えると、映画など動画を見るのが好きな場合は、VAの方が適していることもあるでしょう。

自動車は買うのとリースどちらが安いのか本気で比較してみた

スポンサーリンク

こちらの記事も読まれています