結局どこのスマホ(通信キャリア)が一番安いのさ!?分かりやすくまとめてみた
スマホのキャリアは各社安いプランを出してきました。
色々出過ぎてどこがいいのか分からなくなってきました。
そこで、料金優先でまとめてみました。
参考にされてください。
MNO(自社回線を持っている会社)
会社名(サービス名) | 月間ギガ | 通話 | 料金(税込み) | 備考 |
ドコモ(アハモ) | 20GB | 5分以内無料 | 2,700円(税込み2,970円) | 2020年12月3日発表 2021年3月26日から |
au(povo(ポヴォ)) | 20GB | 22円(税込)/30秒の従量制 | 2,480円(税込み2,728円) | 2021年1月13日発表 2021年3月23日から |
LINEMO(ラインモ)
| 20GB | 20円(税抜?)/30秒の従量制 | 2,480円(税込み2,728円) | 2021年3月17日から |
楽天モバイル(rakuten UN-RIMIT Ⅵ) | 無制限 | 無制限 | ~1GB:0円 ~3GB:980円(1,078円) ~20GB:1,980円(2,178円) 20GB~:2,980円(3,278円) | 2021年4月1日から |
SoftBank(SoftBank on LINE)がLINEMO(ラインモ)に名称変更になりました。
MVNO(バーチャルキャリア・回線を借りている会社・いわゆる格安SIMの会社)
会社名(サービス名) | 月間ギガ | 通話 | 料金(税込み) | 備考 |
IIJmioモバイル | 20GB | 20円/30秒 | 1,880円(2,068円) | 2021年6月開始 |
y.u-mobile | 20GB | 11円/30秒 | 3,980円(税込4,378円) | 2021年3月1日バージョンアップ |
mineo(マイネオ) | 20GB | 20円 / 30秒 | 1,980円(2,178円) | |
LINEモバイル | SoftBank on LINEに統合 | |||
Yモバイル | 15GB | 20円 / 30秒 | 1,900円(2,090円) | 2021年2月開始 |
UQモバイル | 15GB | 22円 / 30秒 | 2,480円(2,728円) | 2021年2月1日開始 |
BIGLOBEモバイル | 6GB | 20円/30秒 | 1,950円(2,145円) | 開始済み |
HISモバイル(格安弐拾) | 20GB | 70分まで無料 | 1,980円(2,178円) | 2021年2月10日開始 |
日本通信(合理的20GBプラン) | 20GB | 70分まで無料 | 1,980円(2,178円) | 2021年2月18日開始 |
結局どこにしたらいいの!?
MNOって自社回線は既に乗り換え時ですね。
既にドコモやauを使っているとしても、新ブランドに乗り換えることで、スマホ通信費は安くなります。
一覧で見ると、楽天モバイルが圧倒的に良いのですが、回線の貧弱さは否めません。
都市圏でもつながらないと言う・・・
楽天モバイルは今後に期待と言う感じなので、1回線はサブとして持っておくといいかもしれません。
300回線までは1年間無料です。
MVNO(格安SIM)の会社はこれからって感じです。
確かに、新プランを各社出してきていますが、大手3社と楽天モバイルの方が落ち着かないと、本当の意味での新プランは出てこないでしょう。
MVNO各社は「電話かけ放題」が別プランです。
色々考えると、結局大手3社にするのがいいのでしょう。
節約するのならば楽天モバイルでしょうか。
それぞれのキャリアについて詳しく知りたい。
確かに、それぞれ個別に知りたいというのもあるでしょう。
個別にもお知らせしますね。
ドコモ(ahamo)
大注目は、やはりドコモのアハモです。
業界トップという事もあって、いつもプライスリーダーとしてやってきました。
ドコモがプランを作って、価格を出す。
そうすると、他社はそれよりもいいプランを安い価格で出す。
どこもは安定した回線などの品質の面でブランド化してきた訳です。
逆に言うと、いつもドコモが一番高いのです。
そのドコモが、2,980円と言うどこよりも安い(と言うか、楽天と同じ価格)を言ってきたのですから、他社は当然同じか、さらに安くしてくるわけです。
まず反応したのがSoftbankで、同じく20GBで2,980円にしてきました。
無料通話分がないのですが、LINEの通信は無料なので、家族や友達は通話もLINEであることを考えれば、むしろこっちの方がいいと思う人もいることでしょう。
そして、au2,480円(無料通話なし)20GBにしてきました。
ドコモが2,980円、Softbankが2,980円ならば、auは2,480円で存在感をアピールしてきました。
ただ、無料通話分はありません。
ここにきてドコモが逆襲を画策中です。
ドコモがアハモをさらに値下げする動きがあります。
アハモは従来のドコモとは違う契約として、契約すれば「新規」扱い、家族にドコモがいても「家族割り」が使えないはずでした。
ところが、後に「家族扱い」に変わっています。
他社と比較しても、無料通話分を外して、auよりも安く、2,380円とするのか、他の追随を許さずMNO(通信キャリア)だけでなく、MVNO(格安SIM)まで駆逐する勢いで、1,980円まで行くのか注目したいところです。
ドコモは5分以下の無料通話を月額770円としたいみたいなので、アハモ2980円-無料通話770円=2,210円付近を狙ってくる可能性があるのです。
他社サービスと足並みをそろえて、無料通話分を外して2,480円に合わせてくる守りの姿勢もあると思います。
⇒ 当サイトの予想を外し、無料通話分を持ったままで、2,700円にすると発表がありました!
au、Softbankはどう出るんでしょうね!?
楽天モバイル(rakuten UN-RIMIT Ⅵ)
3大キャリアは、ほぼ20GB2,980円(税抜)で落ち着いた感じです。
そしたら、その「2,980円」を言い出した楽天は、存在感をアピールしないといけなくなりました。
最大のアピールポイントである価格がドコモによって真似されたのです。
そこで、2980円はそのままに、通信量(使ったギガの量)によって価格を変える方法を思いつきました。
0~1GB:0円
1GB~3GB:980円(1,078円)
3GB~20GB:1,980円(2,178円)
20GB~:2,980円(3,278円)
4段階方式です。
これには2つのメリットがあります。
1つは、「乗り換え阻止」。
楽天は300万回線までは、1年間完全無料としています。
だからこそ契約した人は少なくありまあせん。
そうなると、契約から1年間経過したら解約したり、他のキャリアに乗り換えてしまうかもしれません。
ところが、月に1GBまでならば無料となると、サブ回線として使っている方は引き続き契約を継続する可能性が高いということです。
もう一つのメリットは、0円でも1回線は1回線。
つまり、シェアを維持できるということです。
せっかく契約できた回線数も、契約から1年経過したら有料になってしまうので、解約・・・となるとシェアを落としてしまいます。
ちなみに、2020年11月現在の情報では、楽天モバイルのシェアは、楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)(2.5%)となっています。
そして、ドコモやauの回線を借りているMVNOとしてのシェアは、楽天モバイル(MVNO)(30.0%)となっています。
そうなのです。
楽天は、まだ格安SIMとしてのキャリアも持っています。
この人達をMNO(4大キャリア)の方に入れ込みたい。
だけど、iPhoneは7以前のものは楽天回線に対応していません。
対応しているのはXRくらいから。
6Sを持っている人がまだまだ多いのですが、そろそろ買い変えるでしょう。
その前に、楽天は次の一手を打ってきたのです。
それが、4段階価格。
ギガの使用量が少ないと、かなり安い。
格安SIMも駆逐する勢いの価格なのです。
スマホユーザーの半数くらいが2GBで収まるといいます。
Wifiもあるし、それほどデータ量を使わないことが可能になってきています。
そう考えると、3GBまで月に980円なので、これはサブ回線として持っていてもメリットがありますし、メインで使っているのならばすごく節約になります。
これからも、シェアを落とさず、更にシェア拡大を狙っていく楽天モバイルは、注目です。
格安SIMはいくらまで安くできるのか!?
格安SIMはどこまで安くできるのでしょうか。
安い方がユーザー数は獲得できるのでしょうから、他社がまねできない圧倒的な安さにすればいいと思えます。
しかし、必ず原価があります。
ドコモから業者として回線を借りるとして、1回線当たりの原価は、820円から900円と言われています。
ドコモ回線を使って格安SIMを提供する場合、一番安いIIJmioの場合、月額1880円なので、回線使用料を引いた約1,000円がIIJmioの粗利です。
ただ、そこから宣伝費や社員の給料、会社の維持費などを引いた金額がIIJmioの利益となります。
どう頑張っても、利益は月に1000円以上にはなりません。
あとは数で行くしかありません。
IIJmioの契約者数は110万人前後なので、売り上げは大きくなります。
そして、IIJmioがMVNO(格安SIM)としては、シェアトップなので、他はもっと厳しくなるわけです。
1か月に1人1000円以上売り上げが上がらないサービス、何かあるとシェアがどんどん他に取られてしまうサービス、なかなか厳しいのが格安SIM事業なのです。
IIJmioモバイル
まずは、読み方から(アイアイジェイ・ミオ)ってよみます。
一番遅く価格を発表して、一番安いプランを出してきました。
ただ、スタートは一番遅くなりそうです。
y.u-mobile
y.u-mobile(ワイユーモバイル)ってあんまり聞きませんね。
Yはヤマダ電機、UはU-SENの合弁会社です。
回線はドコモ。
ギガが3GBなのですが、スマホユーザーの49%は月に3GB以下しか使っていないらしいので、あんまり困らないらしいです。
ただ、3GBを超えた場合は、最大128kbpsになるそうです。
128kbpsってゴミです。
動画どころか、メールのチェックもままなりません・・・
データチャージは、1GBで300円。
家でも職場でもWifiがあって、移動中だけ通信が必要な場合なら何とかなるかも。
電話も無料通話がないので、ネットを使わず、電話をしない人・・・スマホってなんだよことになります。
貯まったポイントがヤマダ電機やU-SENで使えるそうなので、そこに魅力を感じる場合は良いのかも?
y.u-mobileの魅力は、シェアプランの方でしょう。
20GBまで使えて、3,980円(税込4,378円)で1990円のU-NEXTが付きます。
動画を楽しみたい場合は、魅力があるかもしれません。
そして、一度始めるとここからは中々抜けられないでしょうwww
大手3社はトヨタではなくマクドナルド方式
スマホ各社が新プランを出してきて、なんだかもやもやしていませんか?
実は、気が付かないようにトリッキーなことがされています。
ブランドって許容範囲があります。
トヨタを考えてみてください。
大衆車の代名詞「カローラ」から「いつかはクラウン」と言われた憧れの車まで作っていましたが、「いつでもクラウン」と誰もが何でも乗れるようになってきました。
そして、1つのブランドでは、幅広い年収差の全ての人をカバーできなくなってきました。
パッソやヴィッツのような安い車を作る以上、高い車はセルシオが限界だったのです。
そこで、新ブランド「レクサス」を作りました。
誰もが「レクサス」=「トヨタ」を知っているけれど、「レクサス」=高級車、「トヨタ」=大衆車と言う図式を作ってきました。
これがブランド化です。
カローラはすごくいい車です。
250万円くらいで、かなりコスパが良いです。
それを考えたら、レクサスLCが1500万円としたら、カローラの6倍すごいってことはありません。
塗装が3度塗りかもしれませんが、価格が6倍になることはありません。
内装がいいかもしれませんが、価格が6倍にはなりません。
その差は「ブランド」です。
価格帯で客を分けたのがトヨタです。
一方で、マクドナルドも高価格化を進めました。
一番高いハンバーはーはビックマックでしたが、今ではビックマックは390円なのに、倍グランクラブハウスは590円と1.5倍高いメニューも存在します。
すごいのは、いまだに110円のハンバーガーも売られています。
ところが、あなたは最近110円のハンバーガー買いました?
メニューにはしっかり載っているのですが、写真などは載っていません。
文字だけで載っているのです。
学生など、お金を節約したい人はじっくり見たら、110円ハンバーガー単品を見つけて買うでしょう。
時間のないサラリーマンは、パッと見た写真のセットを買うことでしょう。
多分、600円とか700円とか。
1つのブランドなのに、メニューにギミックを仕掛けることで、安いメニューも高いメニューも混在できる珍しいブランドとなっています。
価格帯で客を分けなかったのがマクドナルドです。
携帯通信会社の話に戻ると、auはUQモバイル、SoftbankはYモバイルとトヨタと同じように、価格で客を分ける戦略をとってきました。
ところが、今回国からのお達しで、価格を下げないといけなくなりました。
そこで、同じ会社なのに、そのプランを選べる人と選べない人を作った。
それが「ネット申し込み」です。
若者にとっては何でもないこと。
ただし、おじいちゃんおばあちゃんにとっては、どうしたらいいのか、それはお店に聞きに行くことなのです。
でも、ネット申し込みにはサポートは付いていない。
だから、従来通りの高いプランで契約するしかない。
1つのブランドで、安い商品と高い商品を同時に売るマクドナルド方式をとり始めたのです。
マックはメニューにギミックを仕掛け、携帯通信会社は申し込み方法にギミックを仕掛けているのです。
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