なぜオクラは緑色のネットに入れて売られているの?
スーパーでオクラを見る時、緑色のネットに入っています。
キャベツやレタスはあんなネットがないのに、なぜオクラだけ緑色のネットに入れられているのでしょうか?
意外な真実がありました。
オクラがネットに入っている理由
オクラがネットに入っている理由は、新鮮な緑に見えるからです。
オクラは稜線(エッジ)の部分が黒くなりがちです。
悪くなっているなどではなく、そういう色の食物なのです。
ただ、スーパーに並ぶと古くなっているように見えます。
言うならば、それをごまかすために緑色のネットに入れて新鮮そうに見せかけて販売していると言う訳です。
オクラの消費期限は、収穫後4日~5日程度です。
比較的日持ちしない野菜なので、黒くなりやすいと言うのもあります。
緑色のネットは、こう言った劣化も隠してしまい、オクラを新鮮な緑色に見せると言います。
オクラは緑色のネットに入れるのが常識?
オクラが入れられている緑色のネットですが、普通にホームセンターなどでも売られています。
その名も「オクラネット」
それくらいオクラは出荷時に緑色のネットに入れるのが常識となっています。
なぜ新鮮な緑色に見えるのか
「色の同化現象」と呼ばれる目の錯覚を利用しています。
ある色(A)が他の色(B)に囲まれている時、囲まれた色(A)が周囲の色(B)に似て見える現象です。
つまり面積の小さい色は見えにくくなると言う目の錯覚です。
みかんが赤いネットに入れられているのもこれと似ている効果を狙ったものです。
黄色いみかんは、赤いネットに入っていると黄色く甘く見えるのです。
これをやめさせるには、消費者がネットに入っていないオクラを選んで買い続けるしかありません。
ネット自体はポリエステルなどネットに入れていてもオクラに影響を及ぼすものではありませんので、食品衛生法などが介入して禁止される可能性は低いと言えます。
誠実な農家さんも確実におられます。
現状、緑のネットに入れられているものの方がよく売れるので、ほぼ全部その様になっています。
選んで買うには、通販などで有機野菜などを買うのがいいと思います。
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