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レンゲのことをスミレと呼ぶかどうか

2020年3月28日

地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子(日本テレビ)で「レンゲ」のことを「スミレ」と呼ぶ一説があります。

「ラーメンのスープをスミレですくって・・・」は合っているのか!?

間違いなのか!?

レンゲってそもそもなんでしょうか?

スミレと呼ぶのは正解なのか?

調べてみました。

レンゲとは

レンゲとは、正式な名称を「散蓮華(ちりれんげ)」と呼び、中国や東南アジアで一般に用いられる陶製スプーン(匙)の日本での呼び名です。

 

最近では、木製のレンゲや、メラミン製のレンゲ、樹脂製のレンゲなど色々あります。

木製のレンゲ

蓮(はす)の花から散った一枚の花びらに見立ててこの名になりました。

蓮(はす)の花だから「蓮華(レンゲ)」です。

蓮の花って蓮ですよね。

レンコンの蓮です。

 

蓮の花

 

でも、ちょっと変ですよね。

レンゲの花ってこんなのです。

 

別の花です。

字と音から「レンゲ(蓮華)」なのです。

 

ちなみに、「れんげ草」は正式には「ゲンゲ」と呼ぶようです。

漢字は「蓮華草」と書いて「れんげそう」。

 

「レンゲ」と言うと指す花は違いますが、散った蓮の花の形から「レンゲ」です。

レンゲ

 

レンゲの使いにくさ

日本のレンゲはスープを飲むために作られたものがほとんどなので、チャーハンを食べるのには向いていません。

食べにくいと感じる方が多いのはそのためです。

中国においては、チャーハン用は小さめで、浅いレンゲがあり、食べやすいようになっています。

日本においては、チャーハンはレンゲではなく、スプーンで食べるのが食べやすくていいでしょう。

チャーハンとレンゲ

 

レンゲとスミレ

さて、本題の「レンゲ」のことを「スミレ」と呼ぶかですが、単なる間違いです。

「レンゲ」のことを「花の名前と同じ」と覚えてしまっているだのと思われます。

レンゲと言えば、「れんげ草」。

「スミレ草」も「レンゲ草」に似た小さなきれいな花です。

 

花つながりで「レンゲ」と「スミレ」を間違えて、「ラーメンのスープををスミレですくって・・・」と言う文章になったみたいです。

 

「レンゲ」のことを「スミレ」と呼ぶ人は稀でしょうから、作品の中では個人が特定できたのでしょうね。