きさらぎ駅・存在しない駅で降りてしまった少女の顛末
静岡県に住んでいるという「はすみ」さんはこの世に存在しない駅に降り立った。
いつもは8分位ごとに駅に停まる電車は、この日20分以上停まらないとのこと。
電車の運転席にはカーテンがしてあり、中は見えない。
利用しているのは、静岡の私鉄。
電車に乗ったのは23時30分ごろ。
ここでツイッター民は、はすみさんの行方を捜し始めた。
しばらくすると、トンネルを過ぎて「きさらぎ駅」で降りたという書き込みがあった。
駅周辺は山と草原のみ。
太鼓や鈴の音が聞こえてきたとのこと。
駅に降りたら、電車は発車してしまったそう。
真夜中であることもあって、周りは真っ暗。
駅からでると、バス停に男がいるとのこと。
声を掛けたら、男は親切な人だったらしく、自動車に乗せてくれて近くの駅まで連れて行ってくれるとのこと。
はすみさんは、ツイッター民にお礼を言って書き込みは終わった。
・・・かに見えた。
その後、再度書き込みが始まった。
自動車はどんどん山に向かっている。
運転手も話をしてくれなくなってきた。
携帯の電池も切れそう。
書き込みは終わります、と。
これは、2004年のお話。
そこから現在に至るまでの約20年、はすみさんは見つかっていないし、「きさらぎ駅」も見つかっていない。
謎のままなのです。
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