ご霊前?ご仏前?お花代?仏壇に供えるお金になんて書いたらいいの?
里帰りするときに仏壇がある場合があります。
仏様には何を供えたらいいのか!?
封筒にはなんて書いたらいいのか!?
まとめてみました。
地域や家によって認識が異なる
一番最初にお知らせしておかないといけないこととして、調べれば調べるほど地域や家庭によって風習は異なります。
1つの正解を決めることは不可能です。
このページでは「一般的にこう」と言うゴールを目指しました。
里帰りの時の基本
里帰りの時に仏壇に供えるのは、お菓子などで十分です。
里帰り先となるご両親が一番待っているのは、お金やお供えなので、あなた達が笑顔で帰ることが一番の項目と言えます。
それでも、家によっては里帰りごとに仏壇にお金を包む必要があるかもしれません。
一つは、まだ少し慣れていない関係なのか、あまり親しくない関係であるか。
もう一つは、仏壇にお金を包むことでご両親のお小遣いとしている場合。
子供から親にお小遣いをあげる場合、親は受け取りにくいものです。
それが、仏壇にあげられたものだったら受け取りやすいと言うわけです。
このように、いろいろな理由があるので、それぞれ「ご霊前」「ご仏前」など意味を確認して、あなたの場合にとって最適なものを選んだらいいようです。
不祝儀袋
お通夜や葬儀、告別式(要するに葬式)に香典(お金)を持参する時は、喪主・喪家の宗教に合わせて不祝儀(ぶしゅうぎ)用の熨斗袋(のしぶくろ)の表書きを書くのが正式なマナーです。
お祝いの時は「ご祝儀袋(ごしゅうぎぶくろ)」ですが、不幸があったときは「不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)」です。
ご祝儀袋の例
ご祝儀袋はお祝いの時に使います。
水引(みずひき)と呼ばれる縁起物の飾りは華やかな色をしています。
主におめでたい「赤」「白」「金」「銀」です。
不祝儀袋の例
不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)は不幸があったときに使うものなので、水引も質素です。
印刷であることも多いです。
色も「白」「黒」「紺」などが多いです。
どちらも裸で持ち歩かず、袱紗(ふくさ)と呼ばれる布に包んで持ち歩き、中の封筒だけを渡して袱紗は持ち帰るようになっています。
袱紗(ふくさ)の例
ふくさとは、以下の様なものです。
ご霊前とは
お金は不祝儀袋に入れることが分かったわけですが、熨斗紙(のしがみ)と呼ばれる紙には何と書けばいいのでしょう?
一つの例は「ご霊前(ごれいぜん)」です。
表書きは宗教を問いません。
比較的どの宗教にも使えるので、突然の通夜や葬儀で喪主・喪家の宗教がわからない場合にも用いることができます。
香典とは、急なお通夜またはお葬式(葬儀)、告別式のいずれかに持参します。
本来、線香・抹香や花の代わりに死者の霊前に供えるものなのですが、急な出費などを助ける援助的な意味もあるのでお金であることが多いです。
■関連記事
熨斗と熨斗紙は違います。
⇒ 【日常の常識】「熨斗(のし)は付けますか?」と聞かれた時の正しい回答とは
ご仏前とは
「ご霊前」と似た言葉で「ご仏前」と言うのがあります。
ご仏前は仏教でのみ使います。
葬儀、告別式を終えると、遺族はそれぞれの期間ごとに法事・法要を行います。
例えば、四十九日などです。
「ご仏前」は、一般的に四十九日以降の法要の時に持参する香典袋に書きます。
通夜、葬儀・葬式のときのは「御霊前」
四十九日以降の法要の時は「ご仏前」
となっています。
ただし、浄土真宗の場合は故人が即座に仏様になったとみなします。
「御霊前」ではなく四十九日以後に使う「御仏前」を使います。
里帰りの時にどちらを書いたらいいのか
里帰りしたときに、仏壇にあげるのは「ご霊前」「ご仏前」どちらでしょうか?
ご先祖様が四十九日を迎えていない場合は「ご霊前」。
要するに死んですぐの場合は「ご霊前」です。
ある程度時間が経過している場合は「ご仏前」です。
ご両親へのお小遣いの意味合いとしても「ご仏前」と書いていていいでしょう。
ちなみに、筆者の嫁の実家の仏壇には「ご霊前」であげるのが通例となっています。
家ごとに違い、常識がありますので、ほかの人のやっているのを真似るのも良い処世術だと思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません