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価格設定ミス!?マクドナルドのダブルチーズバーの価格がおかしい理由とは

マクドナルドが好調です。

そんな中、新商品では価格の設定ミスがあった疑惑があります。

詳しく具体的に見ていきましょう。

マクドナルドのメニューと価格

まずは、前提として、マクドナルドのメニューと価格を見ていきましょう。

 

チーズバーガー 140円

チーズバーガー

 

ダブルチーズバーガー 340円

ダブルチーズバーガー

 

トリチ(トリプルチーズバーガー) 420円

トリチ

 

どれも人気のメニューですが、この中で一番歴史が古いのはチーズバガーです。

 

チーズバーガーから考えたダブルチーズバーガーの価格の矛盾

チーズバーガーが140円なのですから、2個買うと280円。

2つのチーズバーガーがあれば、ダブルチーズバーガーができるはずです。

2つのチーズバーガー

しかも、バンズは1個分余るはず。

しかし、ダブルチーズバーガーの価格は340円。

 

材料としては、バンズ1セット分少ないはずなのに、価格は60円(340円-280円)も高いのです。

 

ネットでの評判

多くの方が、この矛盾に気付き、色々なことを言っています。

 

 

実際に食べてみた感想

実際に食べてみないと、その差は分かりません。

食べもしないで言っている人は結構多いです。

実際に食べるとその差は確実にありました。

 

まずは、チーズバーガーを食べてみた。

チーズバーガーを食べてみた

 

 

次は、チーズバーガーを食べてみた。

肉部分は2個入っているので、素人でも2倍になったのはわかる。

ただ、ぱっと見ではそれほどの違いは感じられない。

ダブルチーズバーガーを食べてみた

 

ただ、食べてみた感じでは、ダブルチーズバーガーの方が、肉汁が多くジューシーさを感じた。

材料は同じで、調理方法も同じだけど、どこでこの差が生まれるのか考えてみた。

 

まずは、チーズバーガーだけど、下のバンズに肉の油は吸い込まれ、ジューシーさは多少失われる。

チーズバーガーの味

 

次にダブルチーズバーガーは、中央の肉は、上下がチーズでサンドイッチされているので、肉汁の逃げ道がない。

つまり、ジューシーさを保ったままである。

ダブルチーズバーガーの味

下の肉に関しては、チーズバーガーと同じ条件なので、変化しないと思われる。

そう考えると、チーズバーガーのジューシーさは、上の肉の肉汁の具合ではないかと思われる。

 

この仮説が正しいとするならば、肉が3枚のトリチはもっとジューシーという事になる。

トリチ

ちなみに、価格は420円。

チーズバーガー3.23個分の価格となる。

バンズの量まで考えたら、チーズバーガーを3個買った方が満足感は高いかもしれない。

しかし、味に関していえば、トリチの方が満足感が高い可能性がある。

しかも、ダブルチーズバーガーの2倍の満足感のはず。

 

マクドナルドの営業戦略が価格差を生んでいる

本当に価格設定間違いなのか!?

実は、マクドナルドの営業戦略が価格差に表れています。

 

一番おいしいものを作るお店が一番売り上げを上げるのならば、日本で最もおいしいハンバーガーはマクドナルドのハンバーガーという事になってしまいます。

美味しいとは思うけど、日本で一番となると・・・違うかもしれません。

このように、おいしいと売り上げが大きいは別の問題です。

 

マクドナルドは、ハンバーガーの味もさることながら、営業戦略が凄く上手です。

だから、外食1位はマクドナルドです。

 

お店に行って、メニューを見ても「ハンバーガー」や「チーズバーガー」を見つけることができる人は少ないでしょう。

メニューにはあるのですが、写真もイラストも載っていません。

文字だけでの案内です。

しかも、上にあるメニュー看板には文字すら載っていません。

マクドナルドのメニュー

 

マクドナルドに行くと、多くの場合セットメニューの方が安いと思って、セットメニューから選んでしまいます。

ハンバーガーやチーズバーガーはセットになっていないのです。(ハッピーセットを除く)

ハンバーガーのセット

 

 

ハンバーガーやチーズバーガーは安くて「マクドナルドの商品は安い」と言うイメージを持たせます。

そのため、原価率が高いのです。(=材料費が高い)

 

少し古い情報ですが、チーズバーガー1個の原価は54円だったと言われています。

原価率は41.5%。

これは、チーズバーガーがまだ130円だったころの情報です。

⇒ これを知ったらもう食べられない|ハンバーガーの原価

 

学生など少しでも安く食べたい世代も取り込み、高単価の商品を食べる世代も取り込むのがマクドナルドの戦略です。

同じお店なのに、安いものを選ぶ人と高い物を選ぶ人がいる珍しい成功例です。

 

自動車を考えると、トヨタでは、高い製品を出すにはブランド力が足りないので、レクサスと言う高い製品のブランドを立ち上げました。

携帯を考えると、auやSoftbankは、格安SIMに対抗したいけれど、現状の価格はおさえたいと、格安ブランド、UQ、Yモバイルをを立ち上げました。

 

しかし、マクドナルドは、高いブランドがないのです。

高いお店も安いお店も分けない。

1つのお店で、高い商品と安い商品を扱っているという矛盾があります。

 

学生や少しでも節約したい人には、メニューからハンバーガーやチーズバーガーが見つけられる

社会人など時間がない人には、メニューからハンバーガーやチーズバーガーが見つけられないそんなトリックがあります。

 

その矛盾が具現化したのが、「チーズバーガー」と「ダブルチーズバーガー」の価格差なのです。