強い緑の菜の花は、春の訪れを感じさせる大切な食材です。
川べりにもよく菜の花が生えていますが、これを摘んで料理しても大丈夫なのか、お知らせします。
菜の花はこんな花です。
菜の花は別名アブラナとも言います。
アブラナは菜種油の原料となります。
元々、菜の花の「菜」とは「食用」と言う意味なのです。
だから、、「菜の花」とは「食用の花」と言う意味となります。
菜の花はスーパーなどでも並びます。
黄色い花が印象的な植物ですが、つぼみのうちに食べます。
黄色い花が咲いてしまったら、料理には適さない状態と言えます。
菜の花は、おひたしや、ごまあえ、てんぷらなどが、調理も簡単で美味しいです。
独特の苦みが苦手な場合は、天ぷらにすることで苦味が和らぎます。
川べりなどに菜の花が生えています。
これを食べてもいいのか、という問題があります。
まずは、生えている場所が誰の土地かと言う「法律的」な問題から考えましょう。
畑などの場合、畑を耕した人がいるわけで、菜の花は、当然その人の物です。
「花泥棒は罪にならない」なんて言いますが、法律的には罪になります。
そういう時代です(涙
当然、取ったらNGです。
川べりの場合、自然に生えていることもあります。
ただ、川べりの土地は、県や市の物なので、厳密に言うと泥棒になります。
1人分くらい・・・という考えもありますが、下の「安全上の問題」も併せてご確認ください。
菜の花は通常、外の畑で育てられます。
ハチなどが花粉を運び実がなるので、ハチくらいは植物の上を歩いています。
これくらいは料理の前に洗えば大丈夫です。
ところが、道路が近い場合、排気ガスがかかっていることもあります。
排気ガスは、油汚れの仲間なので、水でちょっと洗ったくらいでは取れないので十分煮る必要が出てきます。
あまり煮ると菜の花の食感や風味が飛んでしまうので、難しいところです。
広い場所に観光用に植えている場合などは、まれに農薬を撒いていることがあります。
当然、生に近い状態で摂るのは避けたいところ。
畑に生えている物も農薬を使うことはありますが、「食用」として育てている場合は、国に認められた農薬のみを使用しています。
逆に言うと、自分で育てたもの以外は、素性の分からない菜の花となってしますので食べないのが最善です。
菜の花を食べようと思ったら、スーパーなどで食用の物を買うのが一番安全で確実だと言えます。
時代だと思います。