自転車は左側通行で車道を走らないと罰金5万円
自転車は手軽で、コストも安くて、健康的な移動手段です。
ところが、免許なども不要であることから知らず知らずの間に交通違反をしていることがあるんです!
罰金もあるのでここで確認しておきましょう。
車道(道路)の右側通行は道路交通法違反
自転車は、車道を走ってもいいし、歩道を走ってもいいと思っていませんか?
自転車は基本的に車道を走るものです。
しかも、歩道を走っているときに、歩行者が邪魔だからベルを鳴らしたり・・・これもNGです。
まだ知らないの!?
自転車の法律の最新はこうなっています。
2013年12月1日車道の右側通行禁止
道路交通法の改正前後の変更点は主に2店です。
- 警察官がブレーキが効くかどうかの検査ができるようになった
- 通行できるのは路側帯(車道)の左側だけになった
ブレーキの検査
以前、前輪だけブレーキがあり、後輪はブレーキがないピストバイクが流行りました。
チュートリアルの福田さんがピストバイクに乗っているというのが話題になっていました。
某アニメの大ヒットで競技用自転車が大流行。
その後、後輪のブレーキがないことから事故が多発!
なんてこともあり、摘発対象となりました。
警察官が自転車の停止を言って、止まらなかったり、ブレーキが効かなかったら、5万円以下の罰金です。
ちなみに、整備してブレーキが効く状態にしない限り、その場で走行禁止です。
そのまま乗って帰ったら、再び5万円以下の罰金です。
右側通行禁止
自転車は右側通行禁止です。
要するに自動車と同じ方向しか走ったらダメなのです。
これを破ると、「3年以下の懲役もしくは、5万円以下の罰金」と懲役まで付いているので、かなり厳しいものとなっています。
自動車の運転をしている人から言ったら、逆走してくる自転車は危ないものでしかありません。
「じゃあ、車道がダメなら歩道を走ればいいや」と思われるのかもしれませんが、歩道こそ走行禁止です。
※歩道走行時は、自転車が通行すべき部分が指定されている場合は、そこを走る必要があります。
指定がない場合は、歩道中央から車道寄りの部分を徐行して進行しなければ2万円以下の罰金または科料。
要するに車道側しか走ったらダメで、徐行だけ。
自転車は、普通に歩道を走ったらダメなのです。
徐行とはいつでも停止できる十分ゆっくりな速度です。
歩行者をベルでどけるなんてとんでもない。
自転車のベルは、人にならすためにあるのではなく、見通しの悪い場所などで、「警笛ならせ」と言う場所があり、そこで鳴らすためにあります。
それ以外では使用すべきではないのです。
以下のように道路交通法に定められています。
道路標識に従ってベルを鳴らす場合と、危険を防止するためにやむを得ずベルを鳴らす場合以外には、ベルを鳴らしてはならない。
例えば、前方の自転車や歩行者に進路を譲らせるためにベルを鳴らせば、警音器使用制限違反に該当することとなる。
2015年6月運転講習の受講命令
違反を繰り返したものは、運転講習を受講するように命令を下すことができるようになりました。
自転車の事故が多い場所
自転車の事故が多い場所は、7割近くが交差点です。
逆走で交差点に進入することもあり、自転車だけでなく、バイク、自動車など周囲にも危険にさらします。
自転車用の青い走行レーン
自転車を運転する立場で言うと、車道を走ると道が凸凹していたり、植木が出っ張っていたり、自動車が幅寄せして来たり、車道が走りにくい場合があります。
そんなときのために、車道に青い走行レーンが整備中です。
それまでは、危険と感じるときは歩道に入り、徐行します。
車道から歩道に入るときは、人がいないか十分確認して、再び車道に出るときは、自動車、バイクが来ていないか十分確認してから車道に入ります。
求められる保険の体制
現在「自転車保険」と言われる保険はほとんどありません。
一方で、自転車での事故の賠償金が高騰しています。
例えば、2013年7月に神戸で起きた歩行者と自転車の衝突事故。
神戸地裁が約9500万円の支払いを命じたことで話題になりました。
2008年には自転車同士の事故で約9300万円の損害賠償を命じる判決も出た例があります。
自転車用の保険がほとんどないのですが、自動車保険のオプションとしてならば安くて入ることができます。
例えば、SBI損害保険の「自転車事故補償特約」は月間約300円(年間約3600円)で、損害賠償責任保険プラス傷害保険で1億円までの保証が付きます。
SBI損害保険はこちらで同業他社も含めて、一括で見積もりを取ることができます。
まとめ
自転車は、基本的に車道を走るものです。
危険を感じた時のみ、歩道を通行できますが、車道側を徐行で通行です。
これを破ると、3年以下の懲役または、5万円以下の罰金となります。
法律なので、知らないでは済まない項目となります。
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