みんな大好き「回転寿司」、子供から大人まで大好きな「回転寿司」。
ただ、昔らか気になる、そして、無視できない噂をご存知でしょうか?
回転寿司で使われる魚はほとんどが「代用魚」。
つまり、偽物だと言うのです。
当サイトなりに、突っ込んで真実を明らかにし、嘘があればとことんまで暴くことにした。
もう、30年も40年も前から言われていることですが、回転ずしは「代用魚」を使っていると言う噂があります。
代用魚(だいようぎょ)、または、代替魚(だいたいぎょ)。
キツイ言い方に言い換えると、偽装魚(ぎそうぎょ)と言うことになります。
ちなみに、まことしやかに言われていて、具体的に何が何に置き換えられているのかかが明らかになっています。
魚の名称 | 代替魚の名称 |
マグロ | ガストロ、マンボウ、アロツナス |
エンガワ(ひらめ) | エンガワ(カラスガレイ、オヒョウ) |
ブリ | シルバーワレフ、オキメダイ |
タイ | ナイルテレピア、アメリカナマズ、ボラ |
サーモン | ニジマス |
カンパチ・ハマチ | シイラ、スギ |
アワビ | ロコガイ |
赤貝 | アメリカイタヤガイ、サルボウガイ |
ホッキ貝 | アメリカウバガイ |
アナゴ | クロアナゴ、ウミヘビ |
アサリ | アケガイ、イヨスダレ |
ヤリイカ | ヒメジンドウイカ、アジアジドウイカ |
イワシ | スプラット、ピルチャード |
代替魚、代用魚の噂が流れ続ける原因を考えてみました。
回転寿司の中では、「1皿100円」を売りにしているお店が多いです。
魚は牛肉よりも高いのに、1皿100円で出し続けることができると言う時点で、「ありえない」と考える人が多いようです。
ただ、よく考えてみたら、100円ショップだって成立しているので、実現不可能とは言えないのです。
それくらい現在の回転ずしのクオリティは高いと考えていいのでしょうね。
日本の法律では、農産物を販売するときは、原産地を表示する義務があります。
JAS法と言う、「農林水産物の規格化と品質表示の適正化に関する法律」で決められています。
ところが、お店で料理されるような「お惣菜」などは、その表示義務がありません。
回転寿司も店内料理なので、産地などを表示する義務がないのです。
正式に法律から免除されているのです。
それが逆に「もしかしたら」と人に思わせる理由の一つとなっています。
お店としては、代替魚、代用魚は使っていないと言う考えもあります。
それは明確な理由があります。
色々調査したら、回転ずしで代用魚は使えないと言う論理的な根拠を見つけました。
高級魚が高くて流通量が少ない、そして、代用魚があふれている・・・そんな大前提があれば成立するでしょう。
ところが、実際は逆です。
高級魚は高いですが、代替魚に比べて流通量が圧倒的に多い。
例えば、マグロの代替魚と言われている「アカマンボウ」は沖縄の一部でしか取れていません。
全国の港にあがるマグロの方が圧倒的に量は多いのは素人でもわかります。
確かに、個人で食べるときに、マグロの代用魚として食べられる文化はあります。
しかし、それを回転寿司で実現するには量がそもそも足りないのです。
そもそもの漁獲量が少ないのだから、チェーン店全体で使うにはすぐに枯渇してしまします。
むしろ、ちゃんとしたマグロを使った方が安定して商品を供給できるので、お店としてもメリットがあります。
いくら代用魚でも、いくら似ている魚でも、いくら白身でも、食べたら違いは分かります。
素人で分からないとしても、専門家には当たり前のように分かります。
特別な専門家はそれほど多くいないでしょう。
しかし、魚屋さんでも魚は見分けられます。
「サーモン」の代用魚と言われている「ニジマス」は確かに見た目は似ています。
サーモンの寿司はこちら(↓)
ニジマスの寿司(↓)
それでも町の魚屋さんや、魚好きな人ならば見分けること、食べ分けることはできます。
今時、こういったご時世です。
社員やアルバイトから情報は必ず洩れます。
代用魚を使っているなんて世に情報が洩れたら、そのお店どころかチェーン店全店で致命的な大打撃です。
ものの数か月でそのチェーン店は世の中から消えるでしょう。
そこまで掛けて、代用魚を使うリスクは犯せない。
よく言われる「いくら」は「人工いくら」かどうか真剣に追求したことがあります。
ニジマスは、川魚ですが、寄生虫はいません。
これもまた、まことしやかにネットで書かれていますが、「ニジマスは川魚なので寄生虫がいる」とのこと。
嘘です。
一般的に流通しているニジマスは、養殖です。
養殖のニジマスはそもそも海に出ないのでサナダムシもアニサキスも接触する機会はありません。
ニジマスに寄生虫はいないのです。
ただ、生で食べたらすぐわかる。
しかも、ニジマスは足がはやいです。
だから昔から焼いて食べることが多かったです。
焼いた方が日持ちするからです。
わざわざ足のはやい魚を仕入れるメリットがないのです。
偽装と言うと言いすぎだけれど、代用している魚はあるので、知識として知っておくのはいいと思います。
マグロは間違いなくマグロが使われています。
ただ、一口にマグロと言っても色々なマグロがあります。
クロマグロ(本マグロ)・・・は、本当に高いです。
それ以外に、ミナミマグロ(インドマグロ)、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンチョウマグロ(ビンナガ)・・・などなど。
ちゃんとしたお店では「キハダマグロ」とか、ちゃんと詳しく書いてあります。
例えば、「エンガワ」。
一般的にエンガワと言えば、「ひらめ」のエンガワと決まっています。
ところが、お店では「何の」と書いてないことがある。
ひらめではなく、「カラスガレイ」のエンガワであることが多い。
ずるのないお店では「カラスガレイのエンガワ」と書いてあります。
でも、消費者が見ていない。
そんなことはあります。
いくらも人工いくらは絶対に使っていません。
人工いくらの方が高い場合があるくらいです。
いくらと言えば、人の常識では「サケ」です。
でも、マスも魚卵はあります。
そもそも「いくら」とは「魚卵」のことです。
「マスいくら」と言うものがあって、「いくらの寿司」だと言っても「サケのイクラの寿司」とは限らないのです。
嘘はついていないのです。
消費者の方で「ちゃんと見る」と言うことも必要そうです。