【ホットケーキとパンケーキの違い】おしゃれなイメージのパンケーキは実はあれと同じ
ここ数年、パンケーキがブームです。
ブームが続くともう、文化と言えます。
ホットケーキとパンケーキって何が違うんでしょう?
調べると意外なことがわかりました。
ホットケーキとパンケーキのイメージ
ホットケーキと言えば、何枚か重ねてあって、バターとはちみつがかけられているイメージです。
パンケーキと言えば、ベーコンなどを添えてある食事として食べられるものやスイーツ系のものがあります。
料理としての見た目は違いそうですが、具体的に何が違うのでしょうか?
ホットケーキとパンケーキの定義
ホットケーキは、「小麦粉に鶏卵、砂糖、牛乳または水、ベーキングパウダーを加えた生地を焼いたもの。」です。
日本ではお菓子のような甘めの配合が主流です。
塩やバターなどを加えるものもホットケーキとして分類されます。
一方、パンケーキは、「小麦粉に鶏卵、砂糖、牛乳または水、ベーキングパウダーを加えた生地を焼いたもの。」です。
よく見ると、ホットケーキと同じです。
英語圏では「パンケーキ」と呼び、アメリカでは「ホットケーキ」と呼びます。
日本では厚めのものをホットケーキと呼ぶことが多いけれど、アメリカでは薄めのものを食べることが多いです。
パンケーキの名前の由来は、英語で言うブレッドの「パン」ではなく、フライパンなどの平鍋を表す「パン」から来ています。
つまり、ホットケーキとパンケーキは同じものです。
粉メーカー各社の扱い
小麦粉等の粉メーカー各社としての、ホットケーキとパンケーキの違いを見てみます。
森永
森永は、「ホットケーキは小麦粉、卵、牛乳、砂糖などを混ぜて、フライパンなどで円形に焼いたもの。」と考えておられるようです。
ホットケーキミックスの材料は「小麦粉、砂糖、ぶどう糖、植物油脂、小麦でん粉、粉末油脂、食塩/ベーキングパウダー、乳化剤(大豆由来)、香料、カゼインNa(乳由来)、着色料(ビタミンB2)」
パンケーキミックスも扱っておられます。
パンケーキミックスの材料は「小麦粉、ぶどう糖、粉末油脂、小麦全粒粉、食塩/ベーキングパウダー、乳化剤(大豆由来)、香料、カゼインNa(乳由来)」
ホットケーキミックスの方には「砂糖、小麦でん粉、着色料(ビタミンB2)」が使われているのに対して、パンケーキミックスの方は「ぶどう糖、小麦全粒粉」が使われています。
原材料が少し違うようです。
パンケーキのほうが甘みがおさえめです。
日清
日清ホットケーキミックスはこちらです。
原材料を見てみます。
「小麦粉、砂糖、ぶどう糖、植物油脂、食塩、卵白粉、ベーキングパウダー、加工でん粉、乳化剤、香料、増粘多糖類、クチナシ色素、(原材料の一部に乳成分、大豆を含む)」
パンケーキミックス
原材料は「小麦粉、米粉、砂糖、ぶどう糖、植物油脂、食塩、バター風調味料、卵白粉/ベーキングパウダー、加工でん粉、乳化剤、香料、クチナシ色素、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む)」です。
日清の場合、パンケーキミックスに米粉が入っています。
もちもちするでしょうね。
九州パンケーキ
パンケーキブームで強烈な人気のある「九州パンケーキ」を見てみましょう。
九州パンケーキの原材料は「麦粉、砂糖(サトウキビ原料)、米粉(黒米、赤米、うるち米)、もちきび、発芽玄米、胚芽押し麦、食塩、膨張剤 (原材料の一部に卵、乳を含む」です。
九州パンケーキは色々な粉が入っているくらいで、砂糖、食塩くらいでしょうか。
森永のホットケーキミックスに使われている「ベーキング」は九州パンケーキでつかわれている「膨張剤」の一種です。
九州パンケーキの方が、自然由来の材料が多そうです。
それ以外は基本的に同じようなものみたいです。
各メーカーの認識としては、ホットケーキは生地自体を甘くして食べるもの。
1枚の厚さは比較的厚めです。
パンケーキは記生地はたん白で、何を合わせるかで食事的に食べたり、スイーツとして食べたり、そういう認識みたいです。
1枚の厚さは薄めのようです。
あなたは、ホットケーキ、パンケーキどちらがお好きですか?
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