お守りやしめ飾りは捨てられません。気分的に。
初詣に行って頂いたお守り。
受験の時に家族や親せきに頂いたお守り。
願いが叶ったり、叶わなかったり・・・
時間が経過したお守りはどうしたらいいのか・・・
実際困ったので、調べてみました。
神社やお寺でお守りをもらいます。
お守りは神社やお寺などで頂く時は、願いがあって頂きます。
また、誰かにお守りを頂く際は、その人の気持ちも一緒に頂くことになります。
受験などで合格した場合や、落ちた場合はお守りはお役御免にしたいです。
でも捨てたら、くれた人の思いを蔑ろにしてしまう気がするし、神様や仏様の祟りがありそうです(汗
一方でたまるばかりのお守り・・・何とかしたい気がします。
また、いい加減な保管でも祟りがありそうです。
良くも帰るもNGのような・・・
賞味期限と言う訳ではありませんが、お守りは約1年をめどに効果が薄れると考えた方がいいようです。
基本的にお守りには神様や仏様が宿っているとお考えください。
1年くらい経過したお守りは、処分したいのですが、処分方法が難しい。
先に知っておきたい情報として、神社とお寺は違うと言うこと。
神社は神様を祀っています。
お寺は仏様を祀っています。
一時期神社とお寺は同じものとされましたが、そのうち別の物になっています。
神社・・・神社、大社、神宮、明神、権現、稲荷、八幡
色々な名前がありますが、これらはひっくるめて神社です。
寺院・・・寺、寺院
こんな名前がついているのが寺院です。
神様と仏様は日本ではあいまいなところがあります。
おおらかなのです。
人が亡くなると仏様になります。
神様は人からではないことがほとんどで、物でも100年使うと付喪神(九十九神)がつくと言われています。
大木や大石なども神様がついていると思われています。
海外から来たキリストやモーセやムハンマドも「神様」としてとらえ、特に否定しません。
日本はたくさんの神様に対して抵抗もありません。
神社とお寺では、管轄が違うのです。
お守りは授与所で「買う」ものではありません。
賜るものです。
お金は払うのでしょうが、初穂料(はつほりょう)と呼びます。
神様に祈りを捧げる儀式の際には農作物が供物として奉納されてきました。
お参りのたびに農作物を持って行くのは大変なので、初穂料としてお金を納めるようになりました。
効果が薄れる1年を経過したら、お守りは神社に返すのです。
基本的には賜ったお守りは、その神社やお寺の「古神札納め所」に返すようにしてください。
1年間守ってくださった神様や仏様に感謝しながら返します。
古神札納所の近くにお賽銭入れがあれば、お守りを賜ったときと同じ額を目安に賽銭を入れるようにしてください。
1月には各地で「お炊き上げ」をすることがあります。
燃やして神様に返すのです。
最近では、環境保護の観点から小規模の償却は行われなくなってきました。
お炊き上げの機会はあまりないでしょう。
遠方の神社にお守りを返すのは難しいです。
お炊き上げに出会うチャンスもあまりない。
現在ではそんな感じになってしまいます。
そこで、最終手段です。
お守りを白い紙で包み、粗塩を一つまみかけて燃やします。
残った灰は排水管に流します。
海に帰すようなイメージです。
燃やすとき、灰を流すときは神様に感謝の気持ちを持ちます。
燃やすのは危険だと感じる場合は、同様に、白い紙で包み、粗塩で清めます。
その上でごみとして処分します。
この時も神様への感謝は忘れずに。
これで処分しても大丈夫です。
最も大事なのは、神様への感謝を忘れないと言うことです。