よく読んで頂いている人気の記事はこちら

よく読んで頂いている記事をラインナップしました。

フォークの背にご飯を乗せるのは正しいマナーなのか!?

ある程度以上の年齢の方は、テーブルマナーとしてライスを食べるときは、フォークの裏に載せると言うマナーを教えられた経験があるでしょう。

ところが、社会人になったり、海外旅行をしても、現物を見たことがありません。

それはどういうことなのでしょうか!?

フォークの背にライスを乗せるマナー

フォークの背にライスを乗せるマナーと言えば、こんな感じです。

ライスのマナー

 

何がどうなのかと言うと、フォークが表か、裏か、と言うことになります。

 

フォークが表

フォークを表

 

フォークが裏

フォークの裏

 

フォークの裏と表、どっちが背なのかと言う話おあるのですが、曲面の盛り上がった状態のところにご飯(ライス)を乗せるのが正式なマナーだと言う説があるのです。

 

昭和48年の筆者は、「子供の時にフォークの背にご飯を乗せて食べるのが正式だ」と言われ、大人になってもそれを信じていたほどです。

 

その後、成長して、高級なレストランに行っても、そういったことをしている人を見たことがありません。

海外に行っても、そのようなことをしている人を見たことがありません。

 

実際のマナーはどうなのか?

ネットで調べたり、マナーの先生だと言う人に聞いたレベルでの話では、以下のようになっています。

 

背に乗せるのはイギリス式?

ご飯を背に乗せるのは、イギリス式のテーブルマナーだと言います。

フォークの裏

 

では、腹に乗せるのは?

こちらはフランス式だと言います。

フォークを表

 

どちらも、明治維新の頃に海外から持ち込まれたマナーだと言います。

 

本当は間違ったマナー説

イギリス式、フランス式は良いのだけれど、そもそもヨーロッパにご飯(ライス)を食べる風習がなかったと言います。

ヨーロッパでは、主食は小麦粉。

 

ご飯はないことはないのですが、サラダ的な位置にあると言います。

すごいときは洗ってご飯の粘りを洗い流してから食べるのです。

 

そんな人たちのマナーに「ご飯を食べる」と言うのはありません。

イギリス式のマナーでフォークの背に乗せるのは、マッシュポテトであって、ご飯ではないのです。

 

つまり、フォークの背にご飯を乗せるのがマナーだとしたのは、日本人と言うことです。

一定まではレストランと言うのは、一般的ではありませんでした。

その後、1970年ごろからファミリーレストランが出現。

ファミレス

その時に、発生した「変なマナー」だったのです。

一部の知ったかぶりの人の話から生まれたと言う説もあるほどです。

 

正しいマナーとは?

正しいマナーを知っておいた方がよさそうです。

ご飯をフォークの背に乗せるのは、日本内外で見たことがありませんので、辞めておいた方が良いでしょう。

 

諸説あって、どれが本当か特定することは出来ませんでしたが、総じて「日本人が勝手に作った謎マナー」とした方が、失敗もなさそうですし、恥をかくこともなさそうです。