【エアコンの真実】冬にエアコンはコスパが悪い!しかも雪で止まると言う真実
冬の寒いときの幸せと言えば、暖かい部屋での冷たいアイスクリーム。
アイスクリームはどうかと思いますが、暖かい部屋は必要。
エアコンは必須と思いがち。
でも、冬の寒いときにエアコンはコスパが最高に悪いのです。
その理由の真実と、コスパが安い暖房方法をお知らせします。
エアコンの仕組み
まずは、簡単にエアコンの仕組みから復習しましょう。
エアコンには、室内機と室外機があります。
室内機と室外機は銅製のパイプでつながっています。
銅パイプ内を冷媒が流れています。
冷媒は、温度を取ったり、放出したりしています。
簡単に言うと、「室内の暑い温度を室外に捨てているのが冷房」、「室外の暑い温度を室内に持ってくるのが暖房」。
冷房にするか、暖房にするかは、冷媒の流れる方向を変えるだけです。(細かいことは割愛)
電気代は、この冷媒を循環させるためのコンプレッサーで主にかかっています。
細かな部分だと、温度制御だったり、ファンだったり、色々ありますが、コンプレッサーに比べたら無視してもいいくらいです。
実際に、エアコンの電気代がいくらくらいかかっているかの目安はここを見ると分かるようになっています。
冷房は、定格消費電力625Wと書かれています。
計算すると、1時間あたり、14円くらいです。
簡単計算はこちら。
[icon image="arrow2-r"] 電気代自動計算
1日で家にいるのが8時間としたら、「14円/時×8時間=112円」が1日の電気代です。
1か月の場合は、30日で計算したら「112円×30日=3,360円」とわかります。
実際は、冷房が効いて十分冷えたらコンプレッサーは止まるようになっているので、コンプレッサーやファンは止まります。
「稼働率」と言うものがあって、実際は常に動いているわけではないと言うことですが、計算が面倒なので、ここでは稼働率100%として計算していきます。
エアコンで温める仕組みと罠
冷房の場合と、暖房の場合では、冷媒の流れを逆にするだけ、とお知らせしました。
ならば、冷房と、暖房では、電気代が同じはずです。
ここに罠があるのです。
暖房の方は「定格消費電力」が2つあります。
画像左側の「520W」は普通の暖房のときです。
ちなみに、計算したら、1時間当たり12円くらいです。
冷房の時よりも少し安いです。
同じ条件で、1日8時間で96円、30日で計算したら2,880円。
ところが、「暖房低温」の方は、1.050kWとなっています。
kはx1000と言う意味なので、同じくWに計算したら、1050Wです。
約2倍の電気代がかかると言うことです。
1時間当たり24円。
同じ条件で計算したら、1日8時間で192円、30日で計算したら5,760円!(2,880円の2倍!)
コスパが高い暖房方法
このコスパの悪い暖房方法はある条件で起きてしまいます。
それは、「外の温度」です。
まずは、通常通り室内の冷たい温度を室外に出そうとエアコンは動きます。
通常ならば、熱交換器で外に冷たさを放出するのですが、室外機周囲温度の方が低いと冷たさを捨てられないのです。
そこで出てくるのが「ヒーター」です。
さっきまでの説明の絵に出てこないチート(ズル)です。
ヒーターで温めるので、電気代を使っているのです。
熱源になるようなものは熱効率が悪い傾向があります。
そこで、通常の電気代の2倍かかってしまうと言うわけです。
エアコンが止まる原因
2018年1月に東京を大寒波が襲いました。
ここで大量発生したトラブルが、「エアコンが止まってしまって動かない」と言う不具合です。
これは次のことがあり得ます。
- ファンが回らなくなった
- 室外機の吹き出し口を雪がふさいだ
どちらの場合も、熱交換できないので、エアコンの安全装置が働いてエアコン自体が止まってしまいます。
室外機の口を雪がふさいでいるだけならば、雪をどけることで解消され、電源を入れなおすだけで再度稼働します。
室内機のフィルターがホコリで詰まったりしたときも同じことが起こります。
この場合は、掃除してあげれば電源を入れなおすだけで再稼働します。
コスパのいい暖房方法
コスパのいい暖房方法は、結論からお知らせすると、「石油ファンヒーター」です。
電気代も使うし、灯油代も必要です。
それでも、電気は温度制御にしか使っていないので、ほとんど使っていません。
問題は灯油代です。
季節によっても、原油価格の変動によっても価格変動がありますが、ガス、電気よりも安い傾向にあります。
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