【2021年】失敗しないテレビ選び!テレビを買う時に注意したい3つのポイント
筆者がテレビを買おうと思ったら、久しぶりだったのでどこに注目して買ったらいいのか分からなくなっていました。
最近のテレビは5年も経過したらかなり性能が上がっていました。
テレビを買う時に失敗しないために、テレビを買う時に注意したい5つのポイントをご紹介します。
テレビを買う時に色々な要素があります。
安さと便利さを求めて、価格コムさんで調べたら最安値だろうと言うのはもはや古いです。
実際に買う時には、表示されている価格以上に実際の要素はあるのです。
そこも含めてお知らせします。
単にネットで調べた情報ならばたくさんあふれていますが、実際に店舗に行ったり、商品を買ったりして集めた情報なので、他では得られない情報となっています。
ポイント1:どこに重点を置くか
テレビを買う時にどこに重点を置くかです。
「価格」は重要な判断要素ですが、買ってから不満に思う機種だったら大変です。
数年は使う商品なので、価格以外もチェックするようにして下さい。
とりあえず、チェックするポイントは以下です。
画質(色や印象)
画質は「○万画素」などとカタログに書いてありますが、ここでは色の具合や映像の印象についてです。
例えば、同じ50インチで倍速表示が付いていても、色の具合は各メーカーで多少違います。
自分の好みがあるので、ある程度お目当てが決まったら、一度実機を見て確かめてから買うことをおすすめします。
液晶・有機EL
液晶と有機ELでは、格段に映像の差がありました。
有機ELの方が圧倒的に明るくて、発色もよくきれいな印象でした。
ただ、最近だとものによっては、それほどの差がなく液晶でもかなりきれいで、比べないとほとんど分からないものも出てきたのです。
有機ELだと48インチ以上しかなく、価格も20万円を超えますが、液晶テレビならば55インチでも10万円以下の機種も豊富にあります。
映像の良さにどれだけ価値を見だせるかは個人の判断なので、何とも言えませんが、筆者はコスパ重視で考えています。
2K・4K
意外とご存じない方もおられますが、地デジは全て2Kです。
4Kは衛星放送のみです。
今後も地デジが4K化される予定はありません。(2021年7月現在)
「じゃあ、2Kのテレビで良くない?」と思いがちですが、やっぱり4K放送はきれいです。
そして、2Kの映像を4K相当までアップコンバートする機能が付いているテレビがあります。
つまり、今まで見ていた2K放送よりももっときれいな映像が日常的に見られるのです。
2Kのテレビは探すのが大変になってきているくらいなので、今後なくなっていくでしょう。
映像は8Kが出ることまでは決まっているので、素直に4Kテレビを選ぶのをおすすめします。
大きさ
テレビの大きさは、出来るだけ大きい方が迫力があっていいです。
4畳半の部屋に100インチは極端ですが、普通のマンションのリビング(15畳前後)だったら50インチ以上70インチくらいまでが良いと思います。
左はSONYの55インチ、右はFUNAIの48インチです。
48インチと50インチではほとんどサイズが同じなので、たった5インチ(この場合正確には7インチ)の差でもこんなに迫力が違います。
価格差はほとんどないので、この場合は大きい方の画面を選ぶ方が、後々の満足度が高いと思います。
いつ買うか(すでに壊れていたら即納がいい)
テレビを買う時期も悩ましいところです。
一般的には、決算が3月なので、1月~3月が安いと言われてます。
しかし、本当はボーナス時期(6月~7月、12月~1月)の少し前に新型が発売されます。
そのため、多くのメーカーでは、3月〜5月(春モデル)と9月〜11月(秋モデル)に発売され、その1ヶ月〜2ヶ月前がモデルチェンジ前の機種が安くなります。
つまり、2月~3月、8月~9月がテレビが安くなるねらい目の月となります。
ただ、壊れたらすぐに欲しいので、知識として知っておく程度で良いと思います。
筆者も2021年7月にテレビの調子が悪くなったので、7月に買いました。
上記の法則で行けば、あと1か月待って8月に買った方が安いと知っているけれど、1か月も待つ人はいないでしょう。
1か月間テレビがなくても大丈夫な場合は、そもそもテレビを家に置かないのが良いと思います。
無駄遣いは敵です。
価格
テレビの価格は、発売直後から約1か月間で約20%下がります。
一番損なのは、新機種を発売直後に買うことでしょう。
半年ごとに新しい機種が出て、少ししか変化はありませんので、1つ前の機種を買うとコスパは良いと思います。
ただ、日本人は新品が大好きなので、この考えを受け入れることが出来るかで、コスパは変わってきます。
1機種前だけど、50インチで10万円(投げ売り価格)、新機種で発売したばかりで17万円、どちらを選ぶのか、と言う世界なのです。
実際、こちらの機種は、当初17万円(税別)でしたが、来月新型が出るので、9万9800円(税別)になっていました。
倍速表示
倍速表示は地味ですが、とても重要です。
どんな時に役に立つのかと言うと、スポーツなどの映像で速い動きだったり、字幕が上から下に流れるスタッフロールだったりの時に映像が流れてに見くくなることがあるのです。
現在では、「倍速表示」と言って、60Pの映像と映像の間に似た映像を差し込んで、簡易的な120Pを作り出したり、60P映像と映像の間に真っ黒な画面を差し込んで流れるのを防いだりする方法がとられています。
これがないと速い動きは見にくくなります。
ただ、そもそもの処理速度が速くなれば、映像は流れなくなるのです。
下の「ゲームモード」と少し似ていますが、こちらは入ってくる情報が60Pでも、120Pで表示してくれるのです。
チューナー数
テレビと言えば、テレビとレコーダーを組み合わせて使うのが常識でした。
最近では、テレビに複数のチューナーが搭載されていて、HDDも内蔵だったり、外付けだったりで付けられるので、テレビで録画が出来るのです。
リモコンも1個でOK。
ドラマを録画して、見て、消す、と言う使い方(当サイトでは「見て消す」)ならば、わざわざレコーダーを買う必要ありません。
最近のレコーダーって安くても、4万円とか6万円とかするので、レコーダーを使わないことでお金も節約できます。
お子さんの運動会の映像をブルーレイに焼きたいとか、見ているアニメをシーズンごとにブルーレイにまとめたいと言うニーズがあればブルーレイレコーダーを買ったらいいと思います。
ただ、外付けHDDにも対応しているので、HDDに溜めておくのもいい方法だと思います。
その場合、レコーダー要りません。
ブルーレイも新しい方式が出てきたら再生できる機械がなくなってしまうかもしれませんし。
VHSやレーザーディスクの時に多くの人が経験したことなのです。
地デジ用のチューナーの数、BS/CSのチューナーの数、4K用のBS/CSのチューナーの数をチェックしましょう。
「1」の場合は見るだけです。
「2」だと、1つの番組は見ながら、裏番組が録画できる(録画できるのは同じ時間で1番組)ものと、見ている番組を録画しながら、裏番組も録画できる(録画できるのは同じ時間で2番組)ものがあります。
「3」チューナくらいまでの物が多く、この場合1番組見ながら、2番組録画することが出来ます。
主に月曜日の9時にドラマが混みあう時にしか必要ないと思います。
「7」以上と言うものもあります。
これはいわゆる「タイムシフト」で全番組録画のための仕様です。
全番組録画する分、チューナーも多く必要で高くつきます。
数日から1週間程度、過去にさかのぼってみたい番組を見ることが出来ます。
過去の番組表(どれでもすぐに見れる)と未来の番組表(録画予約)の2つがあります。
最近だと、TVer(ティーバー)とかパラビなどテレビ局があとで、ネットで、無料で見れるようにしてくれているサービスもあるので(1週間程度の期間限定)、それを利用したら3チューナも要らないかもしれません。
よほどテレビが好きだったらお金をかけても良いと思います。
VOD(どこの動画配信を使っているか)
VODとは「ビデオ・オン・デマンド」のことで、簡単に言うと、Youtube、Amazonプライムビデオ、NETFLIXなど無料・有料動画がテレビで見れるようになっている機能です。
リモコンに「Youtube」とか「Amazonプライムビデオ」とかの専用ボタンが付いていて、押すとすぐに大画面のテレビに表示されるので、スマホやタブレットで見ている時とはまた違う魅力があります。
映画なんかは、大画面でゆっくり見たいですよね。
出来るなら・・・
注目すべきは「Amazonプライムビデオ」です。
NETFLIXはよくあったのですが、Amazonプライムビデオは一昔前まではなくて、新しいものにしか入っていません。
少し前までは、権利の関係でスマホをミラーリングしても大画面では表示できず、Amazon動画は大画面で見られなかったのです。
新しいテレビでは、最初から「Amazonボタン」があるので、fire stickなども不要です。
fire stickは、ディズニーチャンネルとか特別なものを見るときに使ってください。
見ない場合は、メルカリ行きです。
リモコン
軽く、小さく、なってきたし、VODボタンが付きました。
上記でもお知らせしましたが、録画もできるので、「再生」「巻戻し」「早送り」「一時停止」などレコーダーのリモコンに近づいてきました。
リモコンが大きかったパナソニックも、2021年の夏から以下のように小さなリモコンに変わります。
左←:パナソニックの新しいテレビのリモコン 右→:パナソニックの従来のテレビのリモコン
fire stickだと、起動→Amazonプライムビデオと切り替える必要があります。
テレビリモコンの「Amazonボタン」は直接Amazonプライムビデオが起動するので便利です。
起動時間は、大体同じくらい。(パナソニック機でテスト)
ボタンを1個しか押さずに見たい動画を選べるようになる分、テレビの方が勝ち。
電気代
電気代っていくらくらいなのか、テレビだけの電気代を見ることがあまりありません。
一応参考程度知っておいた方が良いでしょう。
消費電力目安 | 1時間の電気代(1か月※) | |
液晶テレビ | 100W | 2.8円(672円) |
有機ELテレビ | 260W | 6.9円(1,656円) |
プラズマテレビ | 380W | 10.3円(2,472円) |
※1か月の電気代は、1日8時間で30日テレビをつけ続けた時で計算
液晶テレビ大勝利ではないでしょうか。
有機ELは電気屋さんではあまり教えてくれませんが、電気代がかなり高いのです。
いや、高かったのです。
最新機種では1か月ので少し下がってきた機種もあり、液晶テレビですごく電気を使うタイプと比べて+200円程度の物も現れました。
ここはあまりおすすめポイントではないので、家電量販店の店員さんも「月で言ったら液晶テレビの+200円くらいです」などとほとんど嘘のようなことを言うこともあります。
(実際、某大手家電量販店では説明されました)
騙されないでください。
プラズマテレビはなくなりましたが、電気代がやばかった。
このプラズマの発展形が有機ELと考えていいので、以前よりは格段に電気を使わなくなっています。
今後さらに省電力化が進むと思われます。
Wifi 有線・無線
VODが付いている場合は、wifi必須です。
有線か無線かはどちらでもいいので、LANがつなげるようになっている必要があります。
無線LANの場合、電波が弱いときは、中継器などを買い足す必要があるかもしれません。
反射
液晶テレビの場合、「グレア(光沢)」「ノングレア(非光沢)」のパネルが存在します。
一昔前までは、グレアが好まれていたのですが、めちゃくちゃ反射します。
テレビを切ると、その差が歴然。
グレア(光沢)の例
反射して部屋の中が映り込みます。
家族と映画を見ていると、夜のシーンなどでは隣の人の顔が見えたりして気が散ります。
ノングレア(非光沢)の例
同じくらいの距離で撮影しましたが、反射はほとんどなく、映り込みません。
カタログにはこの辺りの情報が書かれていませんし、メーカーホームページにも記載がありません。
新しい物ならば、ほとんどが非光沢だと思われるのですが、一度実機で確かめたいポイントの一つと言えます。
家電量販店の売り場では、テレビの売り場は少し薄暗くなっているところもあり、余計な外光がない分、気づかないし、思いつきません。
家に帰って、テレビを設置してから気づいたら遅いので、事前に意識してチェックが必要です。
斜めから
テレビって必ずしも真正面から見るとは限りません。
リビングに置いて、キッチンからテレビを見るときなど、かなりの角度で見ることがあります。
そんな時、液晶テレビだと斜めから見ると画面がぐっと暗くなっていました。
最近のテレビは、かなり改善されましたが、色が暗くなったりしますので、実際のテレビで試してみてください。
正面からならば全く問題ない。
斜めから見ると、暗くなる機種もある。
この場合、反射もすごい。
液晶テレビには、パネルの種類で「TN」、「VA」、「IPS」とあります。
映像を映し出す構造とか、方式だと思ってください。
右に行くほど新しい。
IPSだとかなり斜めからでもきれいに見えます。
そして、画面が明るい。
VAは大きなテレビでもいまだに採用されていますので、心配なときは実機でチェックを。
TNはパソコン用のモニターならたまに見ますが、テレビだとほとんど見ません。
「液晶テレビは斜めから見ると暗くなるよね」と言われていた犯人はこいつ(TN)です。
専門的な着眼点
家電が大好きな方ならば、少し専門的な着眼点をお持ちかもしれません。
以下のような点にこだわるかもしれないので、ここら辺もチェックポイントだと思います。
画素数
「4K」とか「2K」とか書かれていれば、画素数をそれほど気にする必要はないと思いますが、小さい画面のテレビを買う時は、画素数もチェックしないと同じ画面サイズなのに画像が荒いことがあります。
それぞれの呼び名と画素数の関係をお知らせしますので、一応見ておいてください。
上に行くほどキレイない映像です。
つまり、画素数は多い程いいのです。
心配なときは、実機で確認するのが間違いないです。
呼び名 | 画素数 |
8K | 7,680×4,320(2Kの16倍点がある) |
4K<2021年7月時点の主流> | 3,840×2,160(2Kの4倍点がある) |
2K(フルHD) | 1,920×1,080 |
HD | 1,920×720 |
SD | 720×480 |
テレビって無数の点の集合体で映像を作っています。
この点が多い程、細かく映し出すことが出来ると言うことです。
コントラスト
簡単に言うと、画面の明るいところと暗いところの差です。
いにしえには、コントラスト比が注目されていました。
500:1とか、1000:1とかの時代です。
最近では、数万:1とか、数十万:1なので、この辺りは全部きれい。
違いは人間の目では不可能。
それよりも、「HDR」と言う映像の暗いところも自動的に明るくして輪郭をはっきりさせる機能の方が大事です。
ホラー映画などだと真っ暗なシーンってありますよね。
真っ暗だと何が起きているのか分からず、もやもやします。
最近のテレビでは、これを自動的にくっきり見えやすいように明暗を自動でコントロールする機能があるのです。
それが「HDR」です。
スマホのカメラなどにも当たり前に搭載されていて、暗い部屋で赤ちゃんの寝顔を撮影してもちゃんと映ります。
あの機能がテレビに搭載されているのです。
LEDバックライト制御方法
液晶テレビの場合、液晶があって、その裏にバックライトがあります。
簡単に言うと光る板です。
この光る板はLEDで光らせているのですが、明るいところは明るく、暗いところはLEDを暗くしたり、消したりする機能があるものがあります。
こうすることで、明るいところはより明るくくっきりと、暗いところは本当に暗くすることが出来て、メリハリのある映像になるのです。
ちなみに、LEDはパネルの端々だけ光らせる「エッジ型」と画面全体にLEDを敷き詰める「直下型」があり、コントロールするのは直下型がほとんどで、「ディミング技術」と呼ばれています。
各メーカーによって呼び名が異なるので、カタログを読み解くときの参考になれば幸いです。
スピーカー消費電力(●W)
映像に並んで重要なのはスピーカーです。
一般的に何W(ワット)のスピーカーが付いているかで判断します。
ワット数が多い方が良いスピーカーとなっています。
ただ、音にこだわる方は、独自の判断基準を持たれていて、「大事なのはW数じゃなくて・・・」とか「インピーダンスが・・・」と多くの反論をいただきそうなので、この辺りだけで。
どこから音が出ているのかも各メーカー特徴があります。
横とか下とか、パナソニックは上からも音を出しています。
有機ELテレビの場合は液晶が薄いので、パネルの真裏にスピーカーを設置しているメーカーさんもあります。
つまり、パネルの目の前から音がするので、違和感が全くないと言うわけです。
パネルが薄い有機ELならではの方式と言えます。
スピーカーの数
スピーカーの数も大程いいとなっています。
一般的には、2個が多いです。
高級機種ほど、4個、6個と増えていきます。
サラウンドみたいに音が右から聞こえて左に移動するみたいなのは、複数のスピーカーがないと難しいでしょう。
ゲームモード
最近は、ゲームモードが付いているテレビがあります。
詳しく説明できる方が少ないので、独自解釈を加え説明すると、テレビの中の処理が早いので、映像に遅れが少ないのです。
映像には30Pとか60Pとかあると思います。
1秒間に30枚とか、30枚とかの映像をパラパラ漫画の様に動かして、動画を作っています。
要するに60Pだと1秒間に60回しか映像は更新されないのです。
1/60秒(0.0167秒)ごとに映像が切り替わります。
最近では、120Pなどが出てきたのです。
従来の2倍の早さで映像が更新されます。
1/120秒なので、0.00833秒ごとに映像が切り替わり、遅れが少ないのです。
ゲームなどの時には映像が早く切り替わってくれないと一瞬の勝負には負けてしまうのです。
早い更新のために、120Pのゲームモードが出現しています。
上記の「倍速表示」と似ていますが、こちらは、60P以上の情報を処理することが出来る点が違います。
60Pで入ってくる情報は、60P相当で処理することになるでしょう。
省エネ基準達成率
テレビの電気代については上記でお知らせしましたが、国が定めるエコ目標と言うのがあります。
○年目標と言うのが発表されていて、その目標に対して100%達成とか、140%達成とか、電気代が安いことをアピールすることが書かれています。
基本的に数字が大きい方が省電力で、電気代が安いです。
目標は更新されるのでいつの目標に対して何%なのかは大事です。
bluetooth
あまりニーズがないのかもしれませんが、ある人にとってはとても重要な情報です。
テレビにワイヤレスイヤホンやヘッドホンが直接つなげるようになるためには、bluetoothが楽ちんです。
多くのテレビでは、Bluetooth が非対応なので、「トランスミッター」と言うBluetooth の発信機をイヤホンジャックに差し込んで使う必要があります。
↑トランスミッター
購入自体は、楽天市場などで簡単に買えます。
ただ、その存在を知っている人は意外に少ないです。
夜中にテレビを大画面で見たいときに、家族が寝ていたりすることもあります。
また、ドラマではボソボソしゃべる俳優や女優の人もいますので、イヤホンの方が聞き取りやすいです。
2021年7月時点で、Bluetooth が標準対応の機種がいくつか出てきました。
選ぶときにはチェックですね!
ポイント2:同時購入が必要になるかも
大画面テレビを買うとしたら、同時に購入が必要になるものがあります。
忘れていたら、予定外に予算オーバーになってしまいます。
ほとんどのレビューサイトや商品紹介サイトでは扱っていない情報なのです。
でも、実際に買うとなると確実に影響します。
こちらもチェックしておきましょう。
テレビ台(テレビ重量とテレビ台の耐荷重をチェック)
欲しいとか、欲しくないとかではなく、大きなテレビにした時には、そのテレビの大きさに合っているか、重量や耐えられるかをチェックしましょう。
ブラウン管の時と比べてテレビはだいぶ軽くなりましたが、55インチだと30kgくらいあるものもあり、安い物だと1万円くらいからで高いものだと16万円と言うものもあります。
テレビ台よりも、テレビの方が大きいと(見た目的に)安定が悪いです。
せっかくの新しいテレビなのに、気に入らないテレビ台を急いで買ってしまうと大失敗です。
現在のものがそのまま使えるのかどうかも含めてチェックしておきましょう。
Wifiルーター、中継器
最近のテレビは、外から録画予約が出来るようになっています。
その時必要なのがWifiです。
しかも、VOD(Amazonプライムビデオやyoutubeなど)を利用する場合は、ある程度安定したネット環境が必要です。
有線LANならば速いし、安定していますが、コードが邪魔です。
無線LANの場合は、電波の強さによって映像の画質が落ちたり、止まったりすることもあるので、事前にチェックしたいところです。
スマホとアプリで家の中のWifiの電波の強さを計ることが出来ます。
視覚化できるので、分かりやすいです。
スマホを、テレビを置く予定の位置に持っていき、アプリを起動するだけです。
1円も使わなくて調べることが出来るので、知っているだけでお得な情報と言えます。
また、電波が弱いときは、中継器を置くなどして強くすることが出来ます。
詳しくはこちらにまとめているので、併せてご覧ください。
⇒ 【解決】スマホのWifiがつながりにくい(安定しない)ときにできる3つの方法
アンテナケーブル
アンテナのケーブルが入っていないメーカーがあります。
必須なので、付属品に入っているかチェックです。
どうせなら、新しいテレビには新しいケーブルが良いですよね。
高い物じゃないので、準備したいものです。
ないとどうしようもないし、買いに行くとなると最近ではどこで売られているのか・・・(家電量販店だと1000円~3000円はする)
通販だと届くまで1日、2日かかりますので、その間新しいテレビが「お預け状態」に・・・
通販だと300円程度だけど、送料が500円程度するし、送料無料だとメール便なので、届くに1週間くらいかかることも・・・
コネクタが「まっすぐのストレート」と「L型に曲がったもの」が存在します。
ご自身の部屋とテレビの設置環境に合わせて選ばれてください。
HDMIケーブル
HDMIケーブルは、テレビとレコーダーをつなぐケーブルです。
これもほとんどのメーカーで入っていません。
ずっと使うので、1本2000円以上のちょっといいやつがおすすめです。
Amazonのケーブルは、1000円以下で人気もあります。
プライム会員だったら、送料も無料なので安心して買えます。
買う時に重要な要素
ここからが、また価格コムやレビューサイトでも一切書かれていないことなので、要チェックです。
テレビを選ぶときに、結局忘れたら大変になることです。
メーカー保証(メーカー)
一般的なメーカーの保証期間は1年間です。
初期不良ならば、1か月もあれば分かると思うので、1年あると言うのは安心です。
海外メーカーの場合、さらに手厚くて3年保証と言うメーカーもあります。
中国の「ハイセンス」です。
東芝の親会社であり、世界シェア第4位、日本販売シェア1位の会社です。
(2020年5月にパナソニックを抜いて4位に浮上、2021年3月にシャープを抜いてい1位に浮上)
もうね、「国産が最上」とか言っている人は情弱と言われる世の中になっているのです。
「中国の」と言うと、格下に思ってしまう方が多いかもしれませんが、今や日本の方がテレビに関しては格下です。
自社で一般的なテレビサイズの製造をしている会社は日本にはありません。
(シャープは一部のサイズを国内で作っているみたい)
一般的に自社に一番いい製品を使い、他社に卸す場合はワンランク落ちるものを供給します。
つまり、日本の全メーカーは海外からパネルを買っているので海外の方がパネルの質が良いのです。
ハイセンスの保証期間についての話に戻りますが、ネットの書き込みでは、購入から1年経過して異常が出たので、新品に交換してもらったと言うものもありました。
日本のメーカーでそこまでしてくれるところが何社あるか・・・
延長保証(購入店)
家電量販店でメーカー保証よりも手厚く保証が付けられます。
1年経過した後に故障した場合は、修理代がいくらかかるか分からないので、修理依頼をしにくかったりします。
ところが、延長保証は購入代金に5%で5年保証にしてくれるところが多いです。
(メーカー保証1年+延長保証4年で合計5年)
10万円のテレビと考えて、5千円で5年保証。
4年追加されたと考えれば、1年あたり1,250円。
電源系の故障の場合、出張料込みで15,000円程度。
パネル系の故障の場合は、5万円以上。
筆者の場合、SONYのテレビを2台連続で買いましたが、どちらも故障を経験していて、2台で3回くらい回修理してもらています。
どちらも延長保証を付けていたので、修理代は0円。
安心を買うと言う点においては、1年1250円はそんなに高くないかも。
ヤマダ電機やエディオンで買う場合は、買うだけで5年保証が付いてくるので、ネット通販と比較する場合は「商品代金+延長保証代」で比較した方が最終的にはお得になります。
「俺は延長保証などいらん!」と言う方も、いざと言う時のことを想像できるのであれば、そして安いのであれば保証はあった方が嬉しいはず。
納期(大型だと注文から納期2週間ということもある)
テレビが既に壊れた場合は、すぐに欲しいはず。
大手家電量販店で買ったとしても、大型テレビは納期が1週間とかかかります。
在庫アリなのに1週間です。
在庫切れとか、注文後納入して発送とか、メーカー発送とか色々ありますが、納期2週間とか1か月かかることもあります。
価格だけで選ぶのではなく、納期も見ながら買う必要があることがあります。
(筆者の家の場合は壊れる前に買ったので、余裕はあった)
リサイクル料
テレビって簡単に捨てられません。
リサイクル料が必要です。
家やマンションの燃えないゴミの火には集めてくれません。
地域の不燃ごみ収集にも持って行ってくれません。(そもそも受け付けていない)
新しいテレビを買ったときに、業者さんに回収してもらうか、地域の登録業者(家電屋さんであることが多い)にリサイクル料を支払う必要があります。
裏ワザとしては、メルカリに出品して誰かに買ってもらう方法があります。
壊れていても「ジャンク品」とちゃんと書いて出品すれば、ジャンク品はジャンク品でニーズがあるのです。
ちなみに、リサイクル料は以下となっています。(福岡市の場合)
テレビの画面サイズ | リサイクル料 |
テレビ15型以下 | 1,836~3,148円 |
テレビ16型以上 | 2,916~3,688円 |
メーカーによってリサイクル料が異なるそうです。
メーカーと型式に品目(テレビ)によってリサイクル料が決まります。
ちなみに、筆者が持っているSONYの55インチテレビは、液晶(大)なので、2,970円らしい。
納品時に引き取ってくれる業者さんに頼まない場合は、事前にリサイクル料を調べて、郵便局で「払込書・家電リサイクル券」に必要事項を記入して郵便局より(財)家電製品協会家電リサイクル券センターにリサイクル料金を振込必要があります。
しかも、窓口120円、ATM80円の振込手数料が別途必要。
その上で、払込金受領証と郵便振替払込受付証明書を受け取ります。
もうめんどくさい。
メルカリ行きが一番安いです。
引き取り料
上記は、捨てるテレビをリサイクル(するのか?)するための費用です。
引き取り料は、引き取りをしてくれる業者さんに払う費用です。
テレビを買ったときに、古い方を引き取ってもらう場合は、その業者さんに払います。
参考までにエディオンで買ったとして、新しいテレビを設置場所に古いテレビがあった場合は、1,650円。
テレビが2台あった場合は、2750円。
大画面テレビが2台ある家ってお金持ち?
引き取りだけ依頼すると1台目から2,750円。
2台目も2,750円。
エディオンで過去にテレビを買ったことがない場合は、1台目から3,850円。
要するに、新しいテレビを買って、古いテレビを引き取ってもらったら、「リサイクル料+引取り料」がかかって、筆者の55インチテレビの場合は「リサイクル料2,970円+引取り料1,650円⇒4,620円」かかると言うこと。
引取り業者によって引き取り料は変わるので、上記はあくまで参考価格と言うことで。
約5,000円・・・テレビの購入価格とは別に地味に費用が掛かりますね。
延長保証で5,000円必要だったら、合わせて1万円になりました。
消費税は10%になったので、10万円(税別)だと11万円(税込み)。
諸々で10万円のテレビを買ったら、12万円必要になってます・・・(汗)
意外と無視できないでしょ?
送料
送料が無料だ思っているでしょう?
大手家電量販店だと送料無料は当たり前になっていますが、価格コムさんで調べた場合など、ぎりぎりまで安くしているお店がほとんどなので、送料は別だったりします。
一応、55インチのテレビの送料を調べてみたら、お店によって無料(0円)、無料~、540円~、600円~、1250円~、3,300円~、5,550円~となっていました。
この「~(から)」が曲者です。
「無料」と書かれていたら、無料でしょうが、「関東一円のみ無料」とかあります。
お住まいの地域が、関西や九州の場合は、送料が高くなります。
「無料~」と書かれていても、実際には「5,000円」と言うこともあります。
北海道や沖縄、離島の場合は対応不可と言うお店もあります。
例えば、こちらのお店は、ハイセンス55A6Gが2021年7月現在で最安値なのですが、東京のお店で、北海道・九州・沖縄の発送は対応していないそうで、注文してもキャンセル扱いになってしまいます。
↓価格コムでも常連のお店で、楽天市場でも最安値だった。
ポイント(どこのかも)
例えば、ビックカメラやヨドバシが最安値だったとします。
価格コムさんで調べた聞いたこともないお店でもいいのですが(そう言ったらもう具体名を出せない・・・)、そのお店の独自ポイントで10%還元だったとします。
10万円で1万円なので、大きいのですが、その後そのお店を利用しない場合は、そのポイントを使わないかもしれません。
「ビックカメラをよく使うんだよ」とか「いつも家電はヨドバシで買うよ」と言う場合は、良いのでしょうが、次にいつ行くか分からない場合は、ポイントって一定期間で失効されますので、ご注意ください。
わずかな差で楽天市場やアマゾンで買える場合は、よく使うでしょうから、使い損ねることが少ないでしょう。
楽天市場の場合は、楽天ポイントなので、楽天市場以外でも使えます。
楽天商圏と言われる、「楽天」と付く場所はもちろん、くら寿司や、ほっかほか亭でも使えるので、ポイントを使って外食などもあり得ます。
ここまで考えて、テレビは選ばないと「最安値」とは言えないのです。
全部頑張ると大変なので、7~8年テレビを使っていて、そろそろと思ったら、少しづつ調べ始めて、タイミングが良いときに買い替えるのがおすすめです。
家電量販店に見に行って調べるのも悪くないのですが、商品がたくさんありすぎて訳が分からずに、勧めらえるままに買ってしまうと損してしまうかもしれません。
ある程度商品を絞って、家電量販店では実機の確認を中心にして、念のためにネットで調べた価格とどれくらい違うのかも見て、安いところで買いましょう。
多くの場合、ネット通販が安いみたいです。
あなたのテレビ選びにお役に立てれば幸いです。
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