【噂の真相】ストロングゼロはヤバい!?噂とその真相「ストロングゼロ文学」とは
最近巷で「ストロングゼロはヤバい」とか「中毒性が高い」とか「体に悪い」とか言われています。
普通に売られているアルコール印象にどんな特別な依存性や有害物質が入っている物でしょうか?
噂の出所を探すとともに、噂の真相を見つけ出しました。
ストロングゼロとは
「ストロングゼロ」は、2009年にサントリーから発売されたアルコール飲料。
元々は第3のビール的な立ち位置だったと言うことを、あなたはご存知でしょうか。
売りとしては、アルコール分が8%と強めだったことと、材料としている果実を凍結させ、粉砕、して使用していると言うこと。
通常は濃縮して運搬しているが、凍結粉砕した方がフレッシュ感が維持できるとされている。
アルコール分は、現在では9%の物も出てきて、高アルコール化が進んでいる。
比較対象として、ビールはアルコール分が約3.5~5%。
8%でも十分高めだったのですが、さらに高く9%となっています。
2009年ごろは、ゆっくり酔えるように他社が、アルコール分3%と控えめなものを販売していた。
そんな時に、サントリーは逆にアルコール分を高めて、8%のストロングゼロを発売したと言う背景がある。
最近では「ストロング系」と言うことで、一つのジャンルになりつつある。
噂の元
ツイッター
元々はツイッターから始まったようです。
「ストロングゼロを飲んだらすべてが忘れられる」
「ストロングゼロを飲んだら疲れとストレスが吹き飛ぶ」
最初は、そんな普通の書き込みがありました。
どうせ酔うならば、早く、安く酔いたい、と言う「効率化(?)」を考えた人にこたえる商品となっています。
1缶350mlで100円前後で販売されています。
ビールだと200円くらい。
発泡酒だと150円くらい。
さらにその下を良く、底辺の飲み物と言う噂もあります。
増えない収入と、少ない時間、そんな中でも酔った気分を味わえる、ストロングゼロは、まさに時代に求められた商品なのです。
NHK
2017年12月27日の「ニュースウォッチ9」でストロングゼロが取り上げられました。
ここで、「飲み過ぎたら依存症になる」と紹介されています。
その理由は、アルコールの量。
ストロングゼロ500ml含まれるアルコール量は36g。
これは、強いお酒の代表であるテキーラのショット3.75杯分に匹敵すると説明。
500ml×8%=40mlなので、概ね合っているでしょう。
テキーラはアルコール度数が高いことで有名です。
アルコール度数は40度くらいあるそうです。
テキーラを1ショット(30ml)飲むと、摂取するアルコール量は9.6gくらいとのことですので、4杯分くらいなのも概ね合っていると言えます。
また、同番組では滋友クリニック院長の中田千尋氏が出て、「さまざまな臓器不全になる」と注意喚起しています。
ストロングゼロ文学
またツイッターに戻ります。
誰かが「孤独を枕にして飲む」と少し文学的なことをツイッターでつぶやいたところから火がついて、「ストロングゼロ文学」と言う言葉が生まれました。
悪乗りしたツイッター民が、意味もなく「#ストロングゼロ文学」を付けて投稿し続けたことからさらに拡散したようです。
こちらは「マジ卍」と同じく特に意味はありません。
それでも、続けて言われることでよく見かける人は、何か意味を見出してしまったのだと言えます。
今や「ストロングゼロは有害」、「ストロングゼロは麻薬と変わらない」、「ストロングゼロはドラック」などと言われています。
これは事実なのか?
ストロングゼロのアルコール量は、番組内で言われていることで概ね合っているようでした。
依存症になるか、と言うと、飲み過ぎるとアルコールなので依存症になるでしょう。
NHKの取材に答えた「若者」と言うのも、1日に500ml缶で8本飲んでいたと言います。
それも毎日。
500ml8缶と言えば、4リットル。
1缶30分かからず飲んでいたそうですので、そりゃあ身体も悪くするでしょうし、依存症にもなるでしょう。
アルコール度数が高いことを言うならば、先のウォッカは40%くらいありますし、日本酒は15%くらいあります。
ワインだって20%程度あります。
従来の缶酎ハイよりもアルコール度数が高いと言うだけで、危険な飲み物と言うわけではありません。
また、体に害のあるアルコールが使われていると言うこともありません。
アメリカの「HDMOジョーク」の様に、体に悪いと言われたら何となく信じている人がいるだけのようです。
あとは、悪乗りしている人。
⇒ 【詐欺の心理学】日常で大量に使われている危険物質HDMOとは
炭酸はアルコールの吸収を早める効果があると言われています。
本当かどうかは不明ですが、そのような感想を持っている人もいるので事実かもしれません。
ただ、ネットで公開されている論文などを探しても、日本栄養・食糧学会誌で「炭酸は糖の吸収率を高める」と言うものがあっただけで、アルコールの吸収率は不明だった。
そもそも、そういった研究自体されていない可能性もあります。
口当たりがよくて、飲み過ぎることは十分考えられます。
昔から甘いアルコール印象は「ダマシ」と言われて女性を口説くときに使われてきました。
甘いし、飲みやすいからと言って飲み過ぎたら、当然アルコール依存症になるでしょうし、肝臓などを傷めるでしょう。
これは、ストロングゼロだからではなく、アルコール全般に言えることです。
正しく理解した上で、注意したいですね。
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