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宝くじが当たらなくても人は買い続けてしまう7つの理由

宝くじに当たる確率についてきちんと考えたことがありますか?

ここでは宝くじについていろいろな方面から考えて、損をしないたった一つの方法を見つけたのでそれについてお知らせします。

当たらないと分かっていても人が宝くじを買い続けてしまう7つの理由についてもお知らせしますね。

当たる確率を考察

宝くじが当たる確率は1/1000万です。

10枚買ったとして3,000円。

10枚買えば確率も10倍。

宝くじの当たる確率

100万人に1人の確率で当たることになります。

 

どのくらいの確率か考えてみましょう。

 

事故にあう確率と比較

「宝くじに当たる確率」と「今日交通事故にあう確率」はよく引き合いに出されて話がされます。

実際同じくらいの確率なのか考えてみます。

宝くじが当たる確率と交通事故にあう確率

1年間の交通事故死傷者数は118万人ほど。

日本の総人口の1億2692万人で割ると、「1年間で事故にあう確率」になります。

118万人/1億2692万人=0.93%(=93/1000)となりました。

 

これは1年間で、なのでさらに365日で割ります。

0.93%/365日=0.00255%(=3/1万)

 

1万分の3になりました。

計算が違っていたら突っ込んでください(汗

 

今日あなたが交通事故にあう確率 3/1万

宝くじに当たる確率 1/1000万

 

1000倍違うので、同率にしたらダメそうです。

 

それでも宝くじ売り場に行列ができる理由

宝くじには固定ファンがいます。

宝くじファンが決まって言うことがあるので、それを見てみましょう。

 

「買わなければ絶対に当たらない」

「確率は低いけど誰かには当たる」

「社会貢献もできる」

 

宝くじのファンは「ジャンボ」の時には毎回買います。

いまでは「グリーン」「ドリーム」「サマー」「オータム」「年末」と1年間に5回ジャンボが売り出されます。

これら全部を買う方が多いです。

例えば、1回に10枚ずつ買えば3,000円×5回=15,000円。

毎年1万5000円買い続けているということになります。

 

宝くじファンは1回に100枚、200枚買う方もおられます。

100枚で3万円、200枚で6万円。

毎回こうならば、年間15万円、30万円となります。

 

100枚宝くじがあったとしても、当たる確率は1/100万。

交通事故にあう確率の3/1万と比べてもとんでもなく低いです。

一言でいうならば、「宝くじは当たらない」です。

 

では、人は当たらない宝くじをなぜ買い続けるのでしょうか。

そこには7つの理由がありました。

 

人が宝くじを買い続ける7つの理由

自分だけは当てはまらないという希望的観測

「宝くじは当たらない」誰もが言いますが、「自分だけは当たるんじゃないか」と言う理由のない自己特別視です。

 

理由も根拠もない必勝法

「宝くじに高額当選した人の70%以上は10年以上宝くじを買い続けた人」と言うような都市伝説を信じる人は多いです。

そんなデータを取ったところはないでしょうし、宝くじに当たった人も本当に正しいことを言っているという保証はありません。

当てはまらない情報があってもそれを自分は信じないという、情報の遮断で継続し続けます。

 

数字の置き換えで気持ち的確率をあげる

宝くじが当たる確率は10枚買っても1/1000万。

変わりません。

ところが、「2011年に宝くじで1億円以上が当たった人は497人。18時間に1人のペースで億万長者が生まれている計算」とか、「1000万円以上当たった人は3399人。3時間に1人のペースで1000万円長者が生まれ続けている。」と言われたら、なぜか確率が上がったような気になる。

 

これは「1日コーヒー1杯分だから」と言われて、1日300円。月に9000円。

気づいたら600万円の高級車をローンで買わされているのに似ています。

コーヒー1杯分の金額で高級車が買える

 

損失を取り返そうとする心理

パチンコで2万円負けている人は言います。

「せめて1万円は取り返さないと帰れない」と。

その時気づけば1日で10万円負けていることも・・・

それに似ています。

これまで宝くじを買い続けたのだから、今後も買い続けないとこれまでに使ったお金が無駄になってしまうという心理です。

 

集団同調性

宝くじが発売になると、売り場には行列ができます。

自分は買わないと当たらないというのは明白です。

自分以外の人に当たるくらいなら、となんだか悔しくなってついつい買ってしまうのです。

 

目に見えないツキが降りているという思い込み

今日は何かいいことがありそう、とか、夢で白い蛇の夢を見た、とか根拠がない「今日はついている」という思い込み。

 

プライド

自分の家よりも裕福でない家庭にいくばくかでも宝くじが当たったと聞くと、自分も当たらないと気がすまない、訳の分からない劣等感。

 

宝くじは割の悪いギャンブル

宝くじの当たり(配当金)は、宝くじの売り上げから出ます。

しかし、売り上げのうち配当金に回されるのは47%だけです。

宝くじの収益構造

配当金:46.9%

印刷経費・売り捌き経費:11.7%

社会貢献広報費:1.2%

公共事業:40.2%

 

配当金に回されるのは半分にも満たないと言うことです。

他と比較してみましょう。

 

ギャンブル名配当率
競馬約75%
競輪約75%
競艇約75%
オートレース約75%
宝くじ約45%
toto約45%

 

ちなみに、パチンコは約87%なので、これらと比べる良心的に見えてきます。

 

結論として、最も損をしない方法は「宝くじを買わないこと」と言えます。

こういわれても、やっぱり買ってしまうでしょうからよくできたビジネスモデルなのでしょう。