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【ビール】ジョッキの生ビールと缶ビールのおいしさの違いとは

2020年3月28日

夏場に美味しいのは、なんといっても生ビール!

ジョッキに注がれたビールは、缶ビールとは一味も二味も違います。

どうせなら、自宅で生ビールのおいしさを味わえないか調べてみました。

いったい何が違うと言うのでしょうか!?

ジョッキの生ビールと缶ビールの違いとは

ジョッキに注がれた生ビールは本当においしい!

見ているだけでのどが鳴ります。

生ビール

 

最近では「とりあえず生」が通じない世代もいると言うことですし、ビールの売り上げも年々下がっているということですが、生ビールのおいしさを大好きな人も多いはず。

あのジョッキに生ビールのおいしさをあらゆる方法で自宅内で再現しようとした時があります。

でも、「これ」と言う方法が確立されていないのはご存じのとおりです。

 

そもそもお店で飲む、ジョッキの生ビールと缶ビールでは何が違うのでしょうか?

実は、缶ビールの生身も「生ビール」なのです。

缶に書いてあります。

缶ビールと生ビール

 

そして、驚くべきことに、お店の生ビールと、缶ビールの中身は同じものです。

材料も配合も全く同じで、製法も全く同じものです。

 

このページではわざわざ「ジョッキの生ビール」なんて言い回しをしてきたのは、そのためです。

ジョッキのビールも、缶のビールもどちらも「生ビール」で同じものだったのです。

 

ジョッキのビールと缶ビールの人気比較

ある飲食店さんにリサーチしました。

生ビール(ジョッキ)と瓶ビール(お店では缶ビールを出していないので)では、どちらが人気ですか?と。

 

複数のお店で聞いたのですが、全店生ビール(ジョッキ)だと答えました。

実は、瓶ビールの方がお店にとっては儲けが大きいのです。

ところが、圧倒的に人気なのは、ジョッキに注がれた生ビールです。

居酒屋と生ビール

 

ジョッキの生ビールと缶ビールの味の違い

ジョッキの生ビールと缶ビールの味の違いは何だと思いますか?

全く同じものなのに、居酒屋さんなどでは圧倒的にジョッキの生ビールの方がおいしいと感じる理由です。

 

おいしさの秘密は「鮮度」と「温度」です。

 

鮮度の差

お店で飲んでいる生ビールは、お店まで「ビール樽」と呼ばれるビールサーバー専用の樽に詰められて届けられます。

このビールは完全密閉されていて雑菌が入らない機構になっているのですが、寿命は3日です。

それ以降も飲めるけれど、味の劣化が激しいので、賞味期限が3日間と言うことになります。

 

お店で珍しくビールの安売りがされているときは3日目だと言うこともあるかもしれません。

 

缶ビールはさらに日持ちする状態なので、理論上は3年間飲めます。

ただ、実際は数か月以内に飲まれる状態です。

逆に早く飲もうと思っても、流通の関係で1週間よりも早く飲むのは難しいです。

 

このように、ジョッキの生ビールは遅くとも製造から3日以内にはお客さんが飲みます。

缶ビールは、製造から数か月たってから飲むことがあるのです。

ここに鮮度の差があったのです。

 

温度の差

ジョッキで飲んでいる生ビールは、ほぼ100%ビールサーバーから注いでいます。

ビールサーバー

カウンターから出ている上の図のようなものはビールサーバーの末端で「ドラフト」と呼んでいます。

お客さんから見えない部分に大きな水槽があって、中には氷が付くほど冷やされた細い管がスパイラル状になって水槽の中に入っています。

ビールはそのスパイラルの管の中を通る間に冷やされて、ドラフトから注がれます。

ビールの温度は0度近いです。

 

お客さんは0度近いビールを飲むことになり、これがおいしさを感じさせます。

 

一方、家庭では冷蔵庫の温度は0度から5度くらいです。

きりきりに冷やしても缶を手で持てる以上、実際は5度くらい。

それを普通のグラスに注ぐので、グラスの温度を吸って、さらに温度は上がります。

 

この温度差もおいしさの差です。

 

 

最近ではアサヒがエキストラコールドと言って、氷点下で提供する生ビールをお店で飲めるようにしています。

これはビール会社が低い温度で飲んだ方がビールはおいしく感じることを知っているからです。

 

家庭でもお店の生ビールのようにおいしく飲む方法

ここまででビールをおいしく感じる理由がわかってきたと思います。

お店と同じと言うわけにはいかないかもしれませんが、お店と同様においしい生ビールを家庭でも飲む方法をお知らせします。

 

缶ビールも生ビール

まず、缶ビールも中身は生ビールだと言うことをもう一度確認しましょう。

同じものなので、条件さえそろえばお店のようにおいしいビールになるのです。

これを理解しないと「何をやっても駄目だろう」と考えている人に成果は訪れません。

・・・気持ちの問題もあると言うことです^^

 

ビールを冷やす

缶ビールは通常冷蔵庫で冷やしていると思います。

それはそのままでOKですが、飲む30分前に冷凍庫に移します。

30分程度ではビールは凍りませんが、温度がさらに下がります。

 

グラスも冷やす

ビールの温度を上げる要素として一番大きいのは容器です。

ビールを注ぐ容器も冷蔵庫で冷やしておきましょう。

何なら、冷凍庫で冷凍しておいても良いです。

 

ビール用のタンブラーを使うのも良いでしょう。

こちらも冷やしておくことをお勧めします。

 

ビール会社はジョッキを冷凍することを嫌います。

ビールを注いだ時に一部が氷になってしまうからです。

さすがに凍ったらビールはビールの味がしません。

ビールジョッキはガラスが厚く凍らせたら比較的溶けにくいのです。

 

ところが、家庭にある普通のグラス程度ならばすぐに温度が上がりますので、凍らせてもビールが凍ることはありません。

 

 

これら3つに注意したら、普通の缶ビールでも美味しく生ビールを楽しむことができます。

特別なビールサーバーなど必要ないのです。

注ぎ方にはちょっとしたコツがありますが、それはまた別の機会で^^