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【きちんと言えたら鼻が高い】三が日と松の内の違い

正月を迎えるとすぐに日が過ぎていきます。

1月は意外にイベントが多いのです。

三が日と松の内の違いをきちんと言えますか?

これを知らないとあれで困ります。

 

 

三が日(さんがにち)とは

三が日とは、その字ずらから想像ができると思いますが、1月1日、2日、3日の三日間をいいます。

単に3日間の連続のことではなく、1月1日からの3日間のみを三が日と呼びます。

三が日

 

1月1日の午前中を特に元旦と呼びますが、1月1日、2日、3日は、国の定めた休日となります。

日本の官公庁や多くの企業では、三が日は休みとなります。

労働基準法的にも祭日としての扱いとなります。

セキュリティ会社などのサービス業やコンビニやスーパーなど大手小売り業は、三が日も営業しています。

また、工場などが休みであることが多いので、そこに入れる設備などの会社やメンテナンスの会社は営業していることがある。

三が日もメンテナンスは動いている

コンビニも三が日くらい休んでもいいのではと言う意見もネット上では多いけれど、最近では料理をしない人が多いため、実際に休みになうとかなり困る人も出てくると思われます。

三が日でもコンビニは営業している

 

松の内とは

三が日と似ている期間で「松の内」と言うのがあります。

松の内とは、家に年神様を迎え、年神様が家にいる期間となります。

松の内

 

年神様は汚いところが嫌いで、汚いところには来ません。

そのため、年末には大掃除をして年神様が来られるのに備えます。

年神様が迷ったりしないように、門松やしめ飾りをして入口をアピールします。

ちなみに、お節料理は年神様を迎えるお供え物的な意味があります。

お節料理は年神様のため

お正月に使う「祝箸(いわいばし)」が両方使えるようになっているのは、反対側は年神様のためのものだと言われています。

祝箸

 

年神様は各家庭におられる間は、鏡の代わりとしておかれている鏡餅に宿ります。

松の内を過ぎて、年神様が天に戻られた後は、お下がりで神様が宿っていた鏡餅を頂き、無病息災を祈ります。

 

その松の内は、元々15日まででした。

ところが、関東では江戸時代に1月7日までに短縮されました。

徳川家光が1月20日に亡くなったため、従来は1月20日に行われていた鏡開きが1月11日に変更されました。

鏡開きは松の内が明けてから行うものなので、松の内の方が1月15日までから1月7日までに変更になりました。

このため、関東では松の内は7日までとなっています。

 

関西では、この風習が届かなかったため、従来通り松の内は15日までとなっています。

 

ちなみに、京都は鏡開きを1月4日に行いますが、松の内は1月15日までのようです。

 

 松の内鏡開き
関東1月7日まで1月11日
関西1月15日まで1月20日
京都とその周辺1月15日まで1月4日
九州1月7日1月11日

 

九州が、関東か、関西かと言うと関西に分類されそうですが、大阪文化圏の関西の影響はあまりなく、関東の影響を受けていることが多いです。

 

まとめ

三が日と松の内では期間が似ていますが、別のものと言うことです。

三が日とは正月の1月1日~1月3日までの3日間のことを言い、祭日となっています。

 

松の内とは、年神様が各家におられる期間で、その期間は鏡餅に宿ると言われています。

地域によって松の内の期間が異なります。

松の内はその年初めてあった人とのあいさつは「あけましておめでとうございます」があいさつで、松の内を過ぎると通常のあいさつにもどります。