あなたの月見うどん本物ですか!?月見うどんに必須のもの
中秋の名月といえば、お月見。
うどん店でありふれたメニュー「月見うどん」ですが、うどんはもちろん、玉子が必要です。
でも、それだけじゃ「月見うどん」とは呼ばないのです。
月見うどんに必須のもうひとつってご存知ですか?
月見うどんとは
茹でた蕎麦・うどんを丼に入れます。
その上に、叢雲(むらくも・要するに雲)やススキに見立てた海苔を敷いてから、生卵を割り入れます。
※海苔の代わりにとろろ昆布やワカメで代用することもある。
その上で、つゆと薬味を添えたものを「月見うどん」、「月見そば」と呼びます。
つまり、玉子だけでは月見うどんと呼びません。
海苔なしのうどんに玉子を落としただけのものは、
- 玉(ぎょく)
- 「玉(ぎょく)落とし
- 玉(ぎょく)入り
- 玉(ぎょく)落ち
などと呼びます。
鍋焼きうどんや味噌煮込みうどんにも鶏卵を割り入れることが多いですが、月見とは呼びません。
火が通って黄身が見えにくくなるためと言われています。
ゆでたまごを入れたうどんも月見うどんとは呼びません。
ゆでたまごを半分に切ったら黄身が見えて、白身は白くなりますが、月には見立てないようです。
また、そもそもゆでたまごをうどんに入れることは少ないと思います。
これは、うどんとの絡みが良くないからだと思われます。
温泉玉子はゆでたまごに比べ軟らかいので、ぶっかけうどんなどに落とすことがあります。
月見うどんの作り方をおいしく作るために
月見うどんは、先に素うどんを作って、そこに玉子を割り入れる方がおられますが、これは間違いです。
丼に先に茹でた麺を入れ、海苔を敷きます。
そこに玉子を割り入れて、だしを注ぎます。
熱いだしで玉子の淵が少し白くなります。
これが「雲」になる訳です。
順番を間違うと生玉子がぢゅるぢゅるのままで本当の月見うどんではありません。
ご注意ください。
月見うどんの起源
月見うどんの起源は正確には分かりません。
一説には、江戸時代に考案されたと言われています。
当時は玉子が高価だったので、少し良いお店でのみ出ていたと言います。
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