【家庭の医学】小室哲哉も常用しているにんにく注射とは何なのか?その効果とは?
2018年1月に週刊文春が小室哲哉の不倫疑惑を記事にしました。
小室氏は、看護師ににんにく注射をしてもらっていただけ、と発表しました。
「にんにく注射」とはどんなものでしょうか?
気になったので、調べてみました。
疲労しているときなど乳酸を解消してくれるのが「にんにく注射」と言われています。
にんにく注射とは
にんにく注射とは俗称です。
医学的に「にんにく注射」と言うものは存在しません。
やっぱりと言う感じです。
にんにく注射とは、疲労回復や健康になる効果が期待できる注射の総称です。
例えば、ビタミン剤の様なものもこれに含まれると思います。
ビタミンB群を摂取できるようになっています。
にんにく注射の名称の由来
にんにく注射の名前の由来とは、「におい」にあります。
スポーツ選手などが効率よくビタミンB1を摂取するために注射を受けていました。
この注射の成分が血液中を流れ、全身からにんにくの様な臭いがすることから、俗称として呼ばれるようになったと言います。
「にんにくのような臭い」は他人が気付くことはほとんどなく、注射を受けた本人が喉の奥、胃の方からにんにく臭がこみ上げてくる感じだと言います。
数十分で自分もその臭いを感じなくなるようです。
ビタミンB1の効果
ビタミンB1とは、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつです。
別名、チアミンとか、サイアミン、アノイリンとも呼ばれます。
脚気を予防する効果があります。
不足すると脚気や神経炎などの症状を生じます。
ビタミンB1が含まれる食品は以下です。
酵母、豚肉、胚芽(米ぬか・ふすまなど)、豆類、蕎麦、全穀パン、牛乳、緑黄色野菜、たらこ、うなぎ、カキ_(貝)
日本人は昔から穀物でビタミンB1を摂取してきました。
「疲れた」と感じるときは、筋肉中に「乳酸」がたまっている状態です。
乳酸を取り除くには、ビタミンBが乳酸をエネルギーに変える必要があるのです。
忙しい人や激しいスポーツをする人ほどエネルギーを活発につくって消費しています。
そのため、体内でビタミンB1が不足しやすくなります。
豚肉は疲労回復に良いと言われているのこのためです。
豚肉にはビタミンB1が多く含まれています。
補充するためには、サプリメントなども多く発売されています。
より効率よく摂取できるのが、「注射」と言うわけです。
どんな時ににんにく注射が効くのか
にんにく注射が必要な人
スポーツマンだけがにんにく注射を必要としているかと言うと、そうではありません。
肩こり
肩こりの原因の一つは「乳酸」です。
ビタミンB群を摂取することで解消されるのですから、肩こりの時ににんにく注射は有効です。
二日酔い
二日酔いの時は、アルコールからアセトアルデヒドが作られ、体内に残っている状態を言います。
体に入ったアルコールのほとんどは肝臓で代謝されます。
体が処理できる量なら、筋肉や脂肪組織に運ばれて二酸化炭素と水に分解されます。
そして、呼気や尿となって身体の外へ出ていきます。
でも、アルコールの量が多過ぎると、分解しきれなかったアセトアルデヒドが血中を巡ります。
アセトアルデヒドは毒性が強く、吐き気や頭痛など二日酔い症状の原因となるのです。
ビタミンB群は肝臓の働きを助けてくれるのです。
風邪
風邪薬の成分である一つ「アリナミンF」の主成分は、ビタミンB1なのです。
あの「アリナミン」にもビタミンB1誘導体が含まれています。
飲んで摂取するのでも効果はあるのですが、注射の場合もっと効率よく摂取できると言うわけです。
こう聞くと、誰もがにんにく注射を受けたら良いように感じますが、副作用もあります。
にんにく注射の副作用
にんにく注射は、内科、皮膚科、美容外科などで受けることができます。
保険が適用されないので、少し高いイメージですが、実際は2,000円~5,000円くらいです。
病院や成分によって金額は異なります。
注射の場合は、ほんの数秒で終わりますが、点滴の場合は、30分~1時間程度かかる場合もあります。
効果は2日~3日続くと言います。
それならば、誰もが受ければいいと思いますが、副作用もあります。
ビタミンは本来摂取し過ぎたら、おしっこと一緒に排出されるので、摂り過ぎを考える必要はありません。
ごくまれに、血管痛を感じる人がいます。
また、成分に対するアレルギーを持っている人は、頭痛、下痢、湿疹などが現れることがあります。
にんにく臭が嫌いな人は、具合が悪くなることもあります。
にんにく注射の効果には、個人的な差があります。
一般的には、誰でも効果がありますので、いざと言うときに利用してもいいでしょう。
小室さんのように、常にいつでも、夜中でも受ける・・・と言うのは難しいでしょう。
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