【カレーの真実】「カレーライス」と「ライスカレー」は別物だった

「ライスカレー」、最近では、ほとんど言われることが無い名称です。

「カレーライス」の古い呼び方だと思っておられる方も少なくないはず。

ところが、「カレーライス」と「ライスカレー」は別の料理だったのです。

ライスカレーの真実をお知らせします。

 

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ライスカレーとカレーライスの違い

元々「カレー」は、インドのカレーをイギリスが取り入れ、「カレー粉」を作ったことは有名です。

詳しくは、カレー粉は18世紀(1700年代)頃に、イギリスのクロス・アンド・ブラックウェル社がはじめて開発・商品化しました。

ブランド名は「C&Bカレーパウダー」。

 

国産品としては、日本には、1905年(明治38年)にハチ食品の前身(大和屋)が製造販売を開始しました。

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その後、1923年(大正12年)にエスビー食品の前身(日賀志屋)が製造販売を開始し、このカレー粉が伝わり国民食になりました。

このエスビー食品ですら、諸説あると言っています。

ただし、俗説として以下の様に分類されていると言っています。

 

ライスカレー・・・御飯の上にカレーがかけてあり、それこそソースやしょう油をふって食べる大衆的な雰囲気のもの

ライスカレーの定義

 

カレーライス・・・御飯とは別の容器にカレーが入って出てくるややハイカラなイメージのするもの

カレーライスの手囲碁

 

この説で行くと、いま「カレーライス」と呼んでいる物は、かつては「ライスカレー」と呼ばれていたものだと言うことになります。

 

元々カレーライスは、小麦粉でいくらでも伸ばせる家庭食として浸透しました。

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戦争中も「カレーライス」「ライスカレー」は敵性語として名称の使用は禁止されましたが、料理そのものは「辛味入り汁かけ飯」と呼ばれ食べ続けられたほどです。

この「飯」の部分が「ライス」なので、「辛み入り汁」の部分が「カレー」と言うイメージでしょうか。

それから行くと、「カレーライス」と言う名称に落ち着いたと言うことでしょう。

 

実際、ヱスビー食品でも「高度経済成長のころにカレーライスと言う名称が定着した」と言っています。

名称の定着は、東京オリンピック開催(1964年)の前当たりと推定されています。

 

あれの名前

昔、「カレーライス」と呼ばれていたもので、カレーを入れている容器のことは「ソースボート」と言う名称です。

他にも「グレイビーボート」と言う名称もあります。

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みんなが1度はどこかで見たことがある容器ですが、意外と名称を知らないものです。

 

ソースボートが廃れた理由

かつての「カレーライス」に必須だった「ソースボード」。

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これはなぜ現在ではほとんど使われないのでしょうか?

 

不便だった

答えは単純で、不便だと言うことだと言えます。

ソースボード

既にカレーがご飯の上にかかっていたら食べやすいので、現在のカレーライスの形の方が定着してきたと思われます。

 

使い方が明確ではない

日本人はルールが決められたら守る国民です。

ところが、このソースボートは使い方が明確ではありませんでした。

 

1口づつかける派

ご飯にあらかじめカレーをかけていないのは、白いご飯を尊重していると言う考え方で、出来るだけ白いままでいることを良しとした考えです。

そのため、食べるひと口、スプーン1杯分くらいだけカレーをかけて、食べ、次また1口分カレーをかけると言うことをしていた人がいます。

少し考えただけでもわかるとおり、めんどくさい上に、食事の最中に何度もソースボードを持ち上げる必要があり、スプーンとソースボートを何度も持ち帰ることから優雅には見えませんでした。

 

食前にカレーを全部かける派

1口づつカレーをかけると優雅に食べることができないので、カレーを食べる前に全部かけてから食べると言うスタイルを取った人もいました。

カレーライスの食べ方

実際にやってみると分かるのですが、カレーは単なる液体ではなく、具が入っています。

そのため、ご飯に均等に欠けるのは難しく、お皿のふちにカレーがついてしまったり、意図せず大量に出て、お皿からこぼれてしまうことがありました。

 

優雅にハイカラに食べることができるのが「カレーライス(カレーとライスは別置き)」だったのですが、とても優雅に見えない状態でした。

よくよく考えると、最近でもレトルトカレーでは似たことが起きていると思います。

レトルトカレーはカレーライス

 

もったいない

カレーは、ソースボードに入れた後に、ご飯にかけるとどうしても、ソースボードにカレーが残ります。

ライスの更にもカレーが残ります。

2か所に残ると余計にもったいないと考える人がいました。

 

それをスプーンでこそいで食べていると、これまた優雅から外れていきました。

 

 

何が正解かよくわからずに、「カレー」と「ライス」別置きのスタイルは廃れていきます。

実際現在では、高級ホテルでカレーを注文してもほとんどの場合、ご飯の上にカレーはかかった状態で出てきます。

 

まとめ

カレーライスとライスカレーはテーブルに出てくるときのスタイルが違った。

 

ご飯とライスを別に置くのが「カレーライス」

ご飯の上にカレーがかかっているのが「ライスカレー」

現在の「カレーライス」はかつて「ライスカレー」と呼ばれていたものでした。

 

ご飯とライスを別に置くのが「カレーライス」は、食べ方が面倒で優雅ではないので廃れていきました。

しかし、カレー自体は大人気だったので、残り、名前は戦争中の有耶無耶で戦後、経済成長期に「カレーライス」で落ち着いたと思われる。

 

食べやすい「ライスカレー」スタイルと、呼びやすい「カレーライス」の名称が生き残り、スタイルとしての「カレーライス」は廃れた。

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