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初詣と大掃除はつながっていた!初詣の意味をしっかり知ってから行こう!

年が明けるとなんとなく神社に行く日本人。

一般的に、日本人は無宗教だと言われますが、実は日本人こそ生活の中に宗教が入り込んでいると思えます。

自然すぎて気づかないとも言えます。

そう言った考え、習慣の一つ「初詣」についてもう一度確認して、意味を知った上で詣でましょう!

 

 

初詣の意味

初詣とは、年が明けてから初めて、神社や寺院などを参拝する行事です。

本来、1年の感謝を奉げるものなのですが、神様に願い事をお願いに行くと言う行事となっています。

初詣は神社やお寺に参ること

 

その昔、正月には年神様(歳神様)が各家を訪問すると言われていました。

年神様は田の神や山の神です。

 

多くの国の宗教では一神教で神様は一人です。

日本は昔から八百万(やおよろず)の神様がいて、多くの神様がいることの方が当たり前でした。

田んぼにも神様がいて、山にも神様がいて、大きな木にも神様は宿っていると考えてきました。

また、各家のご先祖様も仏様であり、神様です。

これらの神々は、新しく迎える年を平安無事にしてくださり、田畑に豊かな作物の実りをくださる神様なのです。

 

人は今年も年神様を迎えて、今年一年を良い年にしたいと考えました。

年神様は穢(けが)れたところには寄り付きません。

そのため、年末には家を大掃除して神様を迎える準備をします。

 

また、自分の家に確実に来ていただくために、入口に門松やしめ飾りをしてアピールしたのです。

新年に社寺に詣でる「初詣」の起源は、「年籠(としごもり)」という風習だと言う説があります。

「年籠り」とは、大みそかの夜から元日の朝にかけて氏神のいる社に籠り、無病息災を祈ると言うものです。

初詣は神様にお祈りするもの

 

その後、大みそかに社寺に籠りに行く「除夜詣」と元旦に詣でる「元日詣」に分かれていきます。

今では、元日に神社に詣でる「初詣」の形になっています。

 

年末から出かけて、神社で日付が変わるのを待つ二年詣でもこの「年籠り」が起源だと考えればわかりやすいと思います。

 

初詣とは

寺社へ参拝をして、社務所でお守り、破魔矢、風車、熊手などを受ける。
(買うのではない)

神社でお守りを受ける

その他、絵馬に願い事や目標を書いて、今年一年がよい年であるよう祈る。

初詣では絵馬に願いを書く

昨年受けたお守りや破魔矢などは、このときに寺社に納めて焼いてもらう。

神社によっては境内で甘酒や神酒などが振るまわれるところもある。

 

初詣のルール

初詣に行くのは、神社でも寺でも構いません。

元々日本は、神様も仏様もご先祖様も1つで敬っていました。

明治時代に、明治政府から、神様と仏様は別のものだとする考えが出され、人はこれにならって、神様は神道、仏様は仏教と分かれました。

初詣の常識

 

一般的に、正月の三が日のうちに初めて神社や寺を詣でることを「初詣」と言いますが、特に定めたものはないので、坊主によっては、その年初めて詣でた時が「初詣」だと言う者もいる。

 

何社参るかも特に定めはないけれど、西日本の一部では「三社詣」と言って、3社詣でる風習がある。

これも元々日本は複数の神様がいるのが当たり前だったことに由来すると言えます。

 

神様が複数いてもいいじゃないか、と言う考えが世界中に広まったら、戦争ももっと減るかもしれません。

日本人のある意味「いい加減さ」と「おおらかさ」が世界を救うかもしれません。