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1つのパスケースで2枚の定期券を使うために

2020年12月31日

Suica、SUGOCA、PASMOなど、icカードでの定期券は常識です。

電車だけ、バスだけ、など、1つの交通機関しか利用しないならば良いのですが、複数の定期券を使っている場合、改札を通る時に毎回カードを取り出してタッチしないといけません。

せっかく便利なicカードなのに、少しもったいないです。

今日からこれを解決する方法をお知らせします。

ICカードの仕組み

詳細な仕組みは、専門のページに任せるとして、ここでは簡単に理解して進めようと思います。

「ちっちゃなおじさんが入っている」などと言う方でも分かるようにお知らせします。

ICカードは便利

ICと呼ばれる集積回路が組み込まれているわけですが、その辺の話もスルーして、改札機にタッチしないといけないのです。

ただし、財布などに入れていても反応します。

 

便利なのだけど、逆に不便な点もあります。

2枚以上重ねるとどれを読み取っていいかわからずにエラーになります。

朝の忙しいときに改札口で止まると、周囲の目が痛いです(汗

改札で止められると周囲の目が痛い

 

そこで、「セパレーター」と呼ばれるカードでこれを入れておくと、セパレーターよりも前のカードは読み取れて、後ろにあるカードは読み取れないようになっています。

 

ところが、調べてみると、安物でも2000円弱。

高いものだと5000円近いものもあります。

そこまで本気で何とかしたいわけではないので、5000円は出したくない。

でも、何とかしたいと思い、研究と実験を繰り返しある簡単な方法で、セパレータの自作に成功しました!

 

 

2枚のICカードを分ける方法がいくつかあります。

距離で分ける

カバンに入れているだけでは、定期券は読み込んでくれません。

あの改札口のパネルにタッチする必要があるのです。

改札口のタッチ部分

 

そこで、こんな実験をしてみました。

ある程度厚みを持たせた定期券の表と裏にそれぞれカードを1枚づつ、合計2枚をセットして改札口にタッチしてみたのです。

定期券セパレーターの実験

結果、読み取りエラー!

 

距離的に離して1枚だけを読む場合、厚みが2㎝では両方読み取ってしまい、エラーになりました

もっと離したら、1枚だけを読み取るでしょうが、厚みが3cmも4cmもある定期券は持ちたくありません。

距離で離すプランは失敗に終わりました・・・

 

電波で分ける

ICカードは電波を読み取っているわけなので、2枚の定期券(ICカード)の間に電波を通さないものを入れればいいのです。

定期券セパレータの仕組み

電波を遮断すればいいわけですので、金属の板などでいいはずです。

 

手軽に手に入る金属の板・・・

「あれ」がありました!

 

アルミホイル!

どの家庭でも普通にあるはずです。

 

何でもない要らないカードを準備します。

今回はもう閉鎖されたスタンドのカード(樹脂製)。

要らなくなったスタンドのカード

 

それにしてもスタンドはどんどん閉鎖されていきます。

こんな秘密があります。

⇒ ガソリンの原価|近所からガソリンスタンドがなくなっていく理由

 

話がそれましたが、このように樹脂のカードをアルミホイルで包みます。

アルミホイルで包む

 

自作のセパレータを2枚のICカードでサンドイッチする形です。

2枚のICカードとセパレータ

 

実際にはずれないように、パスケースにセットします。

1枚用のスリットに2枚+セパレータを入れてずれないようにしています。

セパレーターをセット

完成です!

 

実験方法

自作セパレータができたわけですが、機能しないと意味がありません。

実験したいところですが、いざ改札で試して、エラーになってしまったら周囲に迷惑です。

しかも、恥ずかしいし・・・

 

そこで、ICカードを読み取っている身近なもので試してみることにしました!

 

使用条件

このセパレータには使用条件があります。

「使い方」です。

セパレータとICカードがずれないことが条件です。

ずれてしまうと、電波が回り込んで2枚読み込んでしまうようです。

 

試してみてください。

もし、ダメだったり、作るのが面倒な時は、既製品があるのでそちらをお買い求めください(^^

 

なんだかエラーが出ることもあるので、さらに研究しています↓

引き続きご覧ください。解決方法があります^^

 

⇒ 手帳型ケースでiPhoneと定期券が干渉してエラーになることを回避する方法

⇒ 1つのパスカードで2枚の定期券を使うために【その2】