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【飲酒運転】ノンアルコールビールは飲酒運転になるのか!?切符は切れれるのか警察の見解と対策

2020年5月16日

最近ではノンアルコールなどアルコールフリー(アルコールなし)の飲料が出現しました。

これらは飲んだ後運転したら飲酒運転になるのか!?

もっと言うと、飲みながら運転しても良いのか!?

警察の見解を調査しました。

 

 

アルコール入り食品、飲料は飲酒運転になる

アルコール入り食品と言って最初に思い出すのが、ウイスキーボンボンではないでしょうか。

 

ウイスキーボンボンのアルコール度数は2%程度です。

これは飲酒運転になります。

 

ロッテのバッカスは、アルコール度数3.2%

これも当然飲酒運転になります。

 

同じくロッテのラミーはアルコール度数3.7%

こちらも飲酒運転になります。

 

ハーゲンダッツのラムレーズンは、ラム酒が使われています。

アルコール度数は0.3%ですが、これも飲酒運転になります。

 

どの商品も、「運転の前や運転時はご遠慮下さい。また、お子様やアルコールに弱い方、妊娠・授乳時の方もご遠慮ください。」と言うような文言が書かれています。

 

意外なものとしては「甘酒」です。

甘酒は日本酒を絞った後の酒粕が原材料です。

そのため、アルコールを使わなくても、アルコール分があるのです。

 

アルコール分は1%未満で小学生が買うことも、飲むこともできます

メーカーとしては、「運転前・妊娠中・授乳中のお客様はお控えください。」みたいです。

会社によってはラベルに記載があります。

 

似たもので「白酒(しらざけ)」があります。

これは普通にアルコールなので、完全に黒です。

 

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ノンアルコールの罠

「ノンアルコール飲料」と言っても、日本では1%までのアルコールはノンアルコール飲料として表記、販売して良いのです。

海外製品は少し違って、アメリカでは0.5%まで、EUでは1.2%まで(イギリスは0.05%まで)のアルコール分が法的には認められています。

ノンアルコールと書かれていてもアルコールが入っていないとは限らないのです。

 

完全にアルコールが入っていない飲料としては、「アルコール分0.00%」と表示されている物もあります。

「0%」も「0.00%」も同じなのですが、0.00%と記載することで完全にアルコールが含まれていないことを表しています。

この「ビールテイスト飲料」「ノンアルコールビール」は、各飲料メーカーと警察で見解の違いがあるみたいです。

 

各飲料メーカーの見解

各飲料メーカーのノンアルコールビールについての見解は以下です。

各社HPやお客様相談室の回答をまとめました。

 

アサヒビール

Q.運転前に飲用しても大丈夫?

A.アルコール0.00%の炭酸飲料ですので、問題ありません

 

キリン

Q.ノンアルコール飲料の「零ICHI」や「パーフェクトフリー」、「ゼロハイ 氷零」を飲んで運転しても大丈夫でしょうか?

A.アルコール0.00%の炭酸飲料ですので、運転しても問題ありません。また、警察庁科学警察研究所の論文を参考に、運転シュミレータでの実験を行い、運転能力に影響がないことを確認しております。

 

サントリー

Q.『オールフリー』を飲んで、運転しても大丈夫ですか?

A.アルコール0.00%なので、問題ありません

 

サッポロ

Q.ノンアルコールビールテイスト飲料を飲んだあとに運転しても大丈夫ですか?

A.アルコール分0.00%なので問題ありません

 

飲料メーカー各社の見解としては、「問題なし」です。

アルコール分が全く入っていないので、当然の意見だと思います。

 

警察の見解

過去に、ノンアルコールビールや微量のアルコールを含むチョコなどの菓子類を大量に食べたり、飲んだりして、逮捕された人がいたのか調べてみました。

警視庁では、「統計データはありません」とのこと。

裁判事例を調べても、該当案件はありませんでした。

交通違反の回避方法

 

気後れしながらも重ねて聞いてみました。

Q.「ノンアルコール飲料は飲んだ後、自動車を運転して良いのでしょうか?」

A.「アルコール度数にかかわらず、車両を運転することは道路交通法で禁止されています。ノンアルコール飲料であっても、体質によっては酒酔い運転、摂取量によっては酒気帯び運転になる可能性もあります。運転者自身が注意をしてください。」

※言葉が難しかったので、少し簡単に置き換えています。

 

要するには、何%まではダメとか、血中アルコール濃度が何mg以上とかではなく、アルコールは全面的にダメです、と。

ノンアルコール飲料でも、まったくゼロじゃないこともあるし、体質によっては酔ったのと変わらない状態になる可能性があるので、それぞれ自己責任で注意せよ、と言った感じでしょうか。

 

まとめ

ビール、日本酒などアルコール飲料は当然飲酒運転になります。

ウイスキーボンボンなどのアルコールを含むお菓子なども飲酒運転になる可能性があります。

逮捕された事例は過去にないようです。

 

最近出てきた「ノンアルコール飲料」はノンアルコールと言っても、全くアルコールが入っていないわけではない。

完全にアルコール分がない飲料もある。

 

警察としては、含有アルコール分が何%かではない。

体質によってはほとんどないアルコール分で酔う人もいるので、自己責任で。

 

常識的に考えて、ノンアルコールビールを飲みながら運転したら、紛らわしいのでしない方が良いでしょう。

トラブルは最初から起きない方が最良の方法なのです。