【正しいクールビズ】言いだしっぺの環境省が誤解を誘発!しかもそれが法律違反!

2017年8月、ニュースで次のようなことが取り上げられ話題になりました。

「クールビズでエアコンの設定温度を28度に設定する、と言うのは間違いで室温を28度にしましょう、と言う意味」

国民の7割が「設定温度を28度にする」と思い込み、実際の室温を気にしていなかった。

そのためか、2016年7月は全国で3万人以上が室内や家の中にいながら熱中症で倒れ病院に搬送された。

2017年は誤解を払しょくしようと環境省がホームページなどで「設定温度28度ではない」とアピールするもPR動画ではやはり設定温度28度にする場面があり、動画を制作した下請け業者自体も間違えていると言う事実が判明!

 




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間違えたクールビズは法律違反

家の中は誰にも管理されていませんが、職場や一般的な建物には、最低限の環境を準備するための法律があります。

 

例えば、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令」。

 

第2条第1項(建築物環境衛生管理基準)
空気調和設備(空気を浄化し、その温度、湿度及び流量を調整して供給をすることができる設備)を設けている場合は、厚生労働省令で定めるところにより、居室における空気を浄化し、その温度、湿度又は流量を調整し供給すること。

 

簡単に言うと、一般的な建物には人がいて大丈夫な温度と湿度にするようにしてね、と言うこと。

そのほかにも、「労働安全衛生法」の一部。

 

第5条第3項(空気調和設備等の調整)
事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が17度以上28度以下及び相対湿度が40%以上70%以下になるように努めなければならない。

 

職場とは、室温は28度以下でなければならないのです。

クールビズは設定温度28度は間違い

 

どうしてこのような誤解が生まれたのか

どうしてこのような誤解が生まれたのか?

多くの企業では、エアコンの設定温度は集中管理で1部屋全部、もしくは建物全部の温度を設定管理しています。

ここで設定している管理者が「冷房の設定温度は28度だ」と間違えてしまっていたら、実際の室温が30度だろうと35度だろうと設定温度は28度のままなのです。

各部屋の操作パネルでは、ON/OFFはあるものの、温度の設定は変えられなくなっています。

設定温度は28度

設定温度が変えられる職場でも「設定温度は28度」と張り紙がしてあるなど、それ以下にすることはできないような無言の圧力があります。

職場によっては、「CO2の排出を抑えるために、日本全体で頑張っています!我々も頑張りましょう」などと言っているのが現状です。

 

エアコンの設定温度は、必ずしも室温と同じとは限りません。

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例えば、6畳の部屋で設定温度28度に設定したら、室温が28にすることができる能力のエアコンがあったとします。

 

このエアコンで20畳、50畳、100畳を冷やそうと思っても、それだけの能力がありません。

外気温は30度を超えていても、24時間フル稼働でも室温は28度にならないのです。

 

 

また、会社には、多くの社員やお客さんが来ます。

人間自体が熱源となっていて、早朝のうちは室温28度が保たれていたとしても、多くの人が出社して熱源が増えると内側から温めるのと同じで28度を保てなくなります。

さらに、多くの職場ではパソコンをたくさん使います。

パソコンの排熱もまた熱源であり、室温を上げる要因となっています。

 

環境省がホームページで修正しようとするも・・・

環境省はホームページで「設定温度28度」は間違い!とアピールしています。

 

ところが、PR動画ではまたエアコンを28度に設定する場面があります。

いったいどうしたいのか・・・

 

設定温度を28度にする場面

 

こういったCGは環境省の職員が作っているわけではなく、委託を受けた業者が制作し、環境省に納めます。

制作するのは、多くの場合一般の企業です。

当然言われたとおりに動いているので、設定温度も28度にしちゃっているわけです。

 

「設定温度28度は間違い」と言いつつもその動画内では28度に設定しちゃってるし・・・

 

室内に温度計すらないところも

メジャーになれば、各職場の担当者も法律やルールに適合しようと準備します。

実際、クールビズはテレビなどのメディアでガンガン宣伝しました。

そのため、多くの人がその存在を知っているのです。

 

「設定温度を28度に設定しておけば、室温も28度になっているだろう」

 

と言う誤解のまま設定温度は28度に固定され続けました。

エアコンとクールビズ

 

「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令」や「労働安全衛生法」はクールビズほどメジャーではありません。

その中身を正確に知っている人は限られています。

 

そのため、誤解でもなんでも「クールビズ」が優先されてしまっているのです。

 

「知らないでは済まない」のが法律です。

各企業担当者は、法律を勉強してもらって、室温が30度とか、35度とか、働くのに適さない温度になっているときは、労働に適した環境を実現するよう努力しないといけないのです。

 

ちなみに、環境省が設定した「室温28度」と言うのも実は根拠はなく「とりあえず、28度」と言うもので、都合が悪ければのちに変える・・・というようなレベルのものです。

設定温度28度にしたら、CO2が〇%削減できる目標値などではありません。

 





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